たおやかな時間 緩やかな時間
風に吹かれ 樹々が ざわめく
あなたと同じ この星に生まれた
あなたと同じ この時を過ごせる
己望
「希望」とは、その「望み」自体が「希(まれ)」なのではなく、或いは、その「望み」を抱くことが「希」なのではなく、
その「望み」が叶うと信じて止まない、自身から放たれる一方的なベクトル──「願望の精神ベクトル」自体が「希」なのだ。
故に、「己望」と換言する。
そして、その「己望」は叶った時点で、達成した時点で、儚くもその姿を失う。
そのようなことがあった、と云う「過去の形跡」を「記憶」として刻みつけ、嘲笑うかのように冷淡な笑みを湛えながら、やがて、自身の脳内から退色してゆく。
put a spell on...
“Best” ではなく、“More better”...
...and so on.....
While my spell gently weeps.....
身の丈と貫目
自分の身長を知る者は多いが、
自分の身の丈を知る者は少ない。
自分の体重を知る者は多いが、
自分の貫目を知る者は少ない。
得てして、そんなものかも知れない。
時に移ろい 時に動じる
水面を漂う 木の葉のように
路傍に荒ぶ 芥のように──
我が魂の命ずるままに──。