愛と愛情

愛は刹那の輝き。
目映い光を放って一瞬で消失する。

継続するものはすべて利害。
利害がなければ物事は継続しない。

故に、愛は継続しない。


愛を継続させるためには愛情が必要だ。
愛情とは、利害で括れぬものを括ることのできる唯一の詭弁なのだから。

愛はなくとも情は残る。
詰まるところ、利害ということだ。

*2017.06.25・草稿

___ spelt by vincent.

Seek and destroy

「『探さないでください』てな『探してくれ』のメタファーだろ?」
「そうだな」

「じゃ、『乞うご期待』てのは?」
「そんなの… そのまんまだろ」

「そのまんまとは?」
「や、『期待しててねー』とか何とか… 裏なんかねえよ」

「そりゃ、順接通りと云いたい訳だな?」
「まぁ、そーゆーことだな」

「だったら可笑しいじゃねえか」
「何が?」

「乞うてるのは発信者の側なんだぜ?」
「──!? どういうこと?」

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憧憬の念

義を見てせざるは勇なきなり

誰彼見られてなかろうと
名もない野花が咲くように
自身にとっては極々自然

そんな当たり前のことが
当たり前だと思える男──

そんな男に憧れる

*2017.06.09・草稿

___ spelt by vincent.

意気消沈 - いろはにほへと

lady_flower.jpg

「なぁ、随分前に、花の美しさがどうのって云ってたよな?」
「おお。そんなこと云ってたな」

「事実を言葉で写生とか何とか…」
「よく覚えてるな。まぁ、名リリックだからな」

「で、不意に思い出したんだが、花は頭のてっぺんに生殖器を掲げているんだろ?」
「そうだな」

「花が枯れて、ごっそり落ちたら?」
「花が枯れて、ごっそり?」

「そう。ハラハラと、花びら1枚ずつとか散っていくならまだしも──ごっそりだぜ?」

顔を見合わせる二人。

「まぁ、今朝、庭でそんな光景を目撃したからお前の言葉を思い出したんだがな…」
「余計なこと思い出してくれたもんだぜ…」


色は匂えど 散りぬるを
我が世 誰ぞ 常ならむ──

「しょっぱいのぅ〜」

___ spelt by vincent.

心到

練られていない文章には作為がない。
余計な虚飾が取り払われているからこそ心に染み入る。

一服の清涼感。

浸透は心到する。

___ spelt by vincent.

【YouTube】Skid Row - Little Wing

朝からジミヘンのリトル・ウィングが頭の中でリフレインしていて、なかなか格好良いのを見つけたので。

Skid Row - Little Wing (Official Music Video)

___ spelt by vincent.

命の遣り取り

穏やかじゃないのは百も承知で。
知らざぁ云って聞かせやしょう。

命の遣り取りてな何も刃傷沙汰にんじょうさたとかじゃなくてね。
魂の交流な訳よ、分かる?

それをね。
どこの馬の骨だか分からねえクソ唐変木が
さもありなんてな調子でドヤ顔したり顔。
ツンとおすましスマイル・フォー・ミー。

木っ端ズル剥けクソ能書き垂れて来やがる。
こちとらペテンにパチパチ東京エレキテル。

って、まぁ、フツーに鶏冠とさかに来てるってことね?
分かるかしら、この想い(はぁと)

お願い! 気付いて分かって汲み上げて!
サルベージ・マイ・マインド(爆)

そんな感じで♪

*2016.05.19・草稿

___ spelt by vincent.

意味・理由・目的

意味・理由・目的。この3点を物事の成就に据えたとき、動機としては十分相当すると考えられる。

~をする意味。
~をする理由。
~をする目的。

それぞれが明確であれば、その物事が成就する確度は高まる。本気さ・真剣さの度合い、とも云える。

また、この3点は相互補完の関係であるとも云える。

意味があるから理由が立ち、理由があるから目的に繋がる。そして、その目的こそが意味なのだ、と。

或いは、このチェーンは順不同だ。どこを起点としてもグルグルと旋回する。然るに、動機の基軸はこの3点からと云っても過言ではない。

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tone of voice

「何を云うか、誰が云うか──」
「?」

「そんなことよりも、どんな声で云うか」
「──」

「それが問題なのさ」

そう云うと、男は笑みを浮かべた。

「なる程、そうかも知れないな」

出し抜けに真理めいたことを聞かされた男の口許も僅かに緩んでいた。

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