2012年4月 アーカイブ[2]

一匹狼の群れ

狼は群れを成して生活している。その習性からすると「一匹狼」という概念は本来、成り立ちにくい。狼は一匹では生きてゆけないのだ。

では、何故、群れを抜けるのだろうか? 或いは、抜けたがるのだろうか?


群れの構成員である一匹の狼。彼は群れの中で生きることに某かの違和感を覚える。

一匹では生きてゆけないことを何処かで知りつつも、その群れから離叛し、孤独を選択するのだ。

孤立無援。孤軍奮闘。

そんな四字熟語が浮かぶ。面白いことに、正と負の要素で対を成している。

何に違和感を覚えるのだろうか?

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