2016年10月 アーカイブ[2]

寂しがり屋本舗

「寂しがり屋だけどな…」
「あ? どうした、常に突然だな…」

「お前はそんなのあると思うか?」
「ある? いる、の間違いじゃねえのか?」

「屋なんだから店だろ? あるかないかで合ってるよ」
「そういうことね。ハイハイ、で?」

「あると思うか?」
「思うも何も、なけりゃそんな言葉ハナから要らねえだろ?」

「遣わない言葉なんざ掃いて捨てるほどある」
「例えば?」

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