2015年10月 アーカイブ[2]

社会的社会性 - 最大公約数と云う括り

漫然と抱き続けていたつまらなさの原因が、ようやく紐解けたような気がする。
それは「社会的」というキーワードに集約される。

例えば、「いいトシをしてみっともない。少しはトシを考えなさい」などの年令に関係した制約の類い。これは「社会的」というキーワードで説明が付く。

「社会的に見てあなたはそれほど若くない。にも関わらず、子供のような振る舞いや態度はみっともない」スライドして→「トシを考えろ」──ここに落ち着く。

つまらん。トシなんぞ考えて何が面白いんや?
誕生日が来れば、毎年プラス1されるもんにどれだけ価値があるってゆーんや?
生きてりゃ誰でも実現可能。何の造作もない。

で、それに準じた制約って何よ? 酒も煙草もとうに解禁されたトシやで? 年令に縛られる制約ってまだ何かあるんかい。

それらの能書きが「社会的」というキーワードで丸め込まれる。

「大人なんだから」

閉塞感に拍車が掛かる。

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中生と生中の差異

中生ちゅうなまください」
「はい。生中なまちゅうですね?」
「や、中生だよ」
「……」

居酒屋でのワンシーン。
店員が注文を復唱するとき、僕は必ずといっていいほど、この問答をする。

これは、お客様の注文した通りに復唱せい、という輩気質やからきしつから生じるものではなく、省略形を使うなら正しい省略形を遣え、という憂慮から生じるものだ。

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