2006年3月 アーカイブ[8]

Have you ever been watching a fairy...?

Have you ever been watching a fairy...? (shadowbox)
*作成日:2002/05/30 04:59

「そもそも疑わない」が「信じ過ぎた」に変わるとき、「絶望」していても「失望」することを知り、「絶対」が脆くも崩壊することを教えてくれた恋──。

可愛い嘘つき仔猫ちゃんの嬉しかった嘘から、どうにか何とか立ち直れそうな気がするよ。。苦笑

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見開かれた眼

「きっちり見開かれてる。いい眼だ──」

透明な炭酸系飲料が入ったコリンズグラスを片手にした男が満足げに云った。

そんな科白を耳にした男が、ボトル棚に並べられたボトルをぼんやりと眺めながら彼を見るともなしに、「終わりだな。それじゃ何も見えない」と低く呟いた。

満足げだった男が訝しげに眉を顰める。

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レーダー付きの小判鮫

詭弁を弄するから詭弁にひれ伏す。
そして、「因果応報」の理を知る。


自身が咎められたり、不利な形勢になるような状況。不快感や自身の望まない結果・着地点などなど...

それらはすべて「自身の存在」に端を発する。それらを解釈・認識しているのは紛れもなく自身。それらを投げかける他者・環境には一片の責任もない。

自身を消すことは難しいので、その状況から遠ざかる。だが、嫌悪感や不快感、苦手意識などを消し去ることはできない。

潜在意識下でレーダー付きの小判鮫が追尾してくる。

意識しないことが最良の得策だと知りつつも、無意識でいることは非常に困難を極める。

潜在意識下で意識していることは「無意識」とは呼ばない。思考回路が侭成るうちは否が応でも回避不能。

 呪縛。スピリチュアルな拷問──。

凡そ「無我の境地」と云うものは、渺茫たる荒野のように、純然と、臆面もなく、腹の底に居坐っているものなのだろう。

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moon whistler

小滝橋から見上げた空に
蒼白い月が ぽっかりと

少し欠けていて 少し物悲しくて
フルムーンには 少し足らなくて

春を待つ寒風が 前髪を掻き乱しながら
淀んだ空気と 濁った頭を 吹き抜ける

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大事にするよ

昨夜半、婚約した。

出会いはいつも唐突。
そして、落雷→電撃→撃沈

「きみにはかなわないよ…」

正直、勝負を降りた男には勝ち負けを論ずることすら身の程知らず甚だしいのだろう。

そもそも勝負を挑んでいない。
ただ、かなわないと云う感覚が五体を支配する感覚。

まさしく屈服。
蹂躙する権限すら明け渡してしまうような…


相手は僕の33コ下。

「20年待つよ」

彼女の愛くるしいまんまるお目目には何が映ったのだろう。
多分、仕事疲れでしなびたオッサンが映っていただろう。。w

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