明かり

樹々が鬱蒼と生い茂った森の
漆黒のアウトライン

森に棲んでいるであろう生命の息吹は
なりを潜める

驚くほどの静寂が 辺りを覆い尽くす

夜空には星はひとつもなく
月明かりさえ 黒い雲に遮断されている

光源はひとつ

真っ暗闇の中 一筋に伸びた畦道の先に
ぼんやりと燈る 明かりだけ

ゆらゆらと 不安定に 揺れ動く
目に優しい 温かい 明かり

今にも 消え入りそうに
ゆらゆらと 明滅する


そんな中 ひとり 立ち尽くす

ゆらゆらと揺れる唯一の光源を
ぼんやりと 眺める


風が 頬を 撫でる
風が 頬を 撫でる


【呟き】

このとき、何かを予感していたに違いない。
一種の予知夢? だろうか。。

1字違いだが、意味は同じだ。
我ながら霊力を感じる。。w

___ spelt by vincent.