2007年12月 アーカイブ[14]

得者譲理

会者定離 転じて 得者譲理


会者定離【えしゃじょうり ゑしやぢやうり 1-1 】
〔仏〕会うものは必ず別れる運命にあるということ。世の中の無常なことをいう語。
〔遺教経「世皆無レ常、会必有レ離」などから出た語〕


この定義に対する韻を踏んだ新規解釈。


得者譲理【えしゃじょうり】
得る者は理を譲る、と云う意。
「得る」を「得する」と取っても大差ない。


果たして「理」に何を据えるか?
それが一番の問題だろう。

___ spelt by vincent.

優しさ

優しさとは、丁寧さの度合いである。

故に、手を抜くと、うまく伝わらない。
一連の過程を踏むからこそ、浸透する。

──のではなかろうか。

故に、「優しい」の対義語は「億劫がる」である。

億劫がる人に優しさを感じられないのは、
実は、こう云うことなのかも知れない。

___ spelt by vincent.

Flat Base - 抜きん出た平坦

優秀な心療内科医には更に優秀な心療内科医が必要だが、救世主は救世主を欲っさない。

ヒーローは助けを請わない。縋らない。

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優由和憂

優由和憂 ゆうゆわゆう
[四字造語]
優しい・優れている由(よし)理由は、他者の憂いなりを和やかにする、と云う意。


故に、「優しいのは当然である」と続く。
他者に対して優しく接するのは、ひいては自身の為であるからだ、と。

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曖昧美威

曖昧美威 あいまいみい
[四字造語]
輪郭の定まらない曖昧なものが持つ美しさの威力、と云う意。


エッヂを暈すな。シャープたれ──。

以前、著書のコラム欄で綴ったフレーズだが、これが「アンチエリアス」のアンチテーゼだとすると、「曖昧美威」はそれに対する更に被せたアンチテーゼである。

般若心経の「色即是空、空即是色」。
この教えが「肯定の否定→その否定の否定→その否定の否定」だとすると、同様の「脳内切り刻み」が行われている作業・行程だと云えるだろう。

つまり「脳内撹拌」とは、こう云うこと。
そして「自縄自縛」の真の意味を知る。

云わずもがな「I, My, Me」が語源である。
ね? 結構、いい加減で美しいでしょ?w

___ spelt by vincent.

過分と不足

あと少し… もう少し……

足りない何か。埋まらないもの。

埋められないものを
足りない何かで埋め合わせ、
やがて飽和する。


 過分と不足──。


いずれに傾いでも、何も埋まらない──。

___ spelt by vincent.

大人の永遠 大人の絶対

「大人の永遠」は「すごく長い時間」と云う意味だ。
「大人の絶対」は代替えを見つければ、そちらに揺らぐ。

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