いろはにほへと

色は匂へど 散りぬるを
我が世 誰ぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず

いろはにほへと ちりぬるを
わかよ たれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす


手当てして貰った疵口は 塞がった
右手の中指と薬指を眺めながら一服

夢と現の狭間で 虚空を睨み彷徨う

___ spelt by vincent.