2006年8月 アーカイブ[23]

静かなる咆哮

稚拙だ。余りにも稚拙だ。
それは「幼さ・あどけなさ」とは似て非なるもの。

方法手段や思考回路が限定された者は、その根底の傲慢さに気付くことなく、惜しげもなく優雅に恥を晒す。

それでは、たった一枚の枯れ葉ですら揺り動かすことも叶わないだろう。

そもそも「何もない」と云う現実から逃避しているだけだ。

 Life has no meaning.

人生に、そもそも意味などない。
無駄の中に美徳を見出しているだけだ。

いずれ枯れ果ててしまうのだから──。
努力しても、それは回避不能。
それは神ですら覆せない自然の摂理。

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...C.O.R.E... - again

...C.O.R.E... - again

水晶玉──のようなもの。

眼の前にそれが在る。
或いは、眼の前ではないのかも知れない。

優しく包み込んでいる感じ。

透明で何も映っていない。
だが、全てが見える。物事の本質が──。

透明だからこそ、全てが透き通って見える。

何処で手に入れたのかは分からない。
或いは、手に入れていないのかも知れない。

だが、確実に存在し、脳内エピキュリズムを心地好く刺激する。

そして、あらゆる予兆なりを確実に告げてくれる。

驚くほど単純な構造で構成されていることに気付く。


願わくば、片隅に据えられたし。
透明だから邪魔にはなるまい──。


CORE again...

傾ぐバランスに愉悦を覚えながら──。

___ spelt by vincent.

ラプソディとエレジーのランデヴー

ラプソディとエレジーのランデヴー。

歯痒い心地好さに脳天が痺れる。

不可解にKISSすると、
刹那の海に溺れることを厭わない。

馬鹿は何度死んでも治らない。
だから、うまく付き合うしかない。

付き合い方が覚束ないから、
だから……


ラプソディとエレジーのランデヴー。


救われないのならば救われない。
求める情熱を埋葬して──。


ラプソディとエレジーのランデヴー。


我が魂の命ずるままに──。

___ spelt by vincent.

ダブルミーニング

一緒──。

「同じ」と「共に」のダブルミーニング。

 ずっと一緒がいいね。
 ずっと一緒に居たいね。
 精神的にも、肉体的にも──。

綴ると、途端に陳腐だね。
それでも溢れてしまうんだ。

おバカでごめんよ。
聞いてくれてありがとう。


 逢いたい。。触れたい。。包みたい。。


わがままな僕を許してね。
君のわがままもぶつけてね。

だって、一緒なんだから、
それが自然でしょ?

 逢いたい。。触れたい。。包みたい。。
 逢いたい。。触れたい。。包みたい。。

わがままな僕を──。

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