...C.O.R.E... - again

...C.O.R.E... - again

水晶玉──のようなもの。

眼の前にそれが在る。
或いは、眼の前ではないのかも知れない。

優しく包み込んでいる感じ。

透明で何も映っていない。
だが、全てが見える。物事の本質が──。

透明だからこそ、全てが透き通って見える。

何処で手に入れたのかは分からない。
或いは、手に入れていないのかも知れない。

だが、確実に存在し、脳内エピキュリズムを心地好く刺激する。

そして、あらゆる予兆なりを確実に告げてくれる。

驚くほど単純な構造で構成されていることに気付く。


願わくば、片隅に据えられたし。
透明だから邪魔にはなるまい──。


CORE again...

傾ぐバランスに愉悦を覚えながら──。

___ spelt by vincent.