飽食と怠惰 - マイナスの美学

「満ち足りる」と云うことは「満足」と云うことだ。

「満足」は「過剰」を欲する。
「過剰」を貪る「餓鬼」のように。

「餓鬼」と云えども、いずれ「飽食」を感じる。
やがて「飽食」は「怠惰」を生む──。

少し足りないくらいで丁度いい。

「怠惰」は「贅肉」を肥やす。
「有益・無益」で括れば「有意義で無駄」。


ふと、そんなスパイラル・クロスを浮かべつつ、微睡んだ闇夜を仰ぐ。

脳細胞繊維と感情繊維、記憶繊維と知識繊維とが、複雑に入り組み絡み合っているようでも、実は驚くほどに単純な螺旋を描いているだけだったりする。

そんなメビウス・リングの中から美しいものだけを抽出する。

「マイナスの美学」──。

というネームプレートがブラ提がっていた。


コメント

2007年06月22日02:02 vincent.

痩身な体躯に、豊穣な発想が宿る。

我が魂の命ずるままに──。

2007年06月22日02:09 vincent.

強情な神経繊維で鎧の縫合部分を強化する。

仮縫いでも本縫いでも、縫い合わせる、と云うことに何の変わりもない。

願わくば、美しいパッチワークライクであれ──。

ステンドグラスのような鎧でも構わない。
砕け散るからこそ、儚くて美しい。

紫煙を燻らす。

___ spelt by vincent.