「アニキは結婚願望とかってある?」
先日、久し振りに一緒に飲んだ兄弟分が出し抜けに訊いてきた。
「ないよ」
間髪入れず応えた。
自分には本当に無縁な概念だ。
「じゃ、アニキにとって結婚って何?」
「国の制度──」
流石の兄弟分も言葉を失った様子だった。
keyword
とかく極論を吐く傾向のある自分だが、最近のキーワードは「なんとなく」だ。
世の中、大半の人が極論や強烈な刺激を求めるが、そのくせ実は、ちっともその辺りを受け止めるキャパシティがまるでない。
「すごい」という言葉を口にするだけで、そのすごさを形容したり、心から絶賛するボキャブラリーがない。
要するに、借り物競走ライクな表現を好んで用いる。
ありきたりな表現や、月並みな言葉であったりするために、その人の素の部分がまるで見えてこない。上っ面を取り繕った言葉では物作りの心は震えない。
もう少しだけ、魂をアドオンして欲しいと願う。上乗せ、上乗せで前のめりになるくらいが丁度いい。そうして、自分自身の普遍的なテーマを、自分自身のコアな部分をさらけ出して欲しいのだ。
言ったり、考えたり、思ったりすることはタダだ。無駄口を叩き、下手な考えを巡らせ、邪な思いを馳せるべきだと感じる。
ただ、極論や正論は受け入れられにくいので「なんとなく」。「普通」ではなく「なんとなく」──これが、継続・持続の秘訣だと考える。
最後に最大のインスピレーションを。
努力とは凡人の希望である
by 立川談士
While I kiss the sky
4月よりビジネスベースでWebに関わることから離れたい。
客観的に、需要と供給のバランスを考慮しての結論であり、最早、自分は必要とされていない非常に中途半端な存在だ。
主観的に、Webデザイナーを名乗る意義とメリットと整合性を感じ得ず、ABOUTページの職業欄からもそれを除外した。
SEO? (Search Engine Optimize)
Webには耳慣れない言葉や不思議な言葉が溢れている。
「SEO」もそのひとつだと感じる。
和訳すれば「サーチエンジン最適化」といったところか。
何とも陳腐な響きだ。
薄羽蜻蛉
現状維持は 退化の兆し
進化の流れ かくも激しく
現状とは かくも儚く 薄羽蜻蛉
下手の考え休むに似たり
しかし 熟慮は動機の羅針
何が見えるか 否 何を見るのか
現状維持は 退化の兆し
進化の流れ かくも激しく
現状とは かくも儚く 薄羽蜻蛉
かくも儚く 薄羽蜻蛉
Emotion
抑圧は大いなる野望への原動力
固く閉ざされた殻を打ち破る時
妨害や障壁は感動を高める要素
苦しさが深い分感動もまた深い
当て処なく ただ ゆらゆら
怒りの感情すら生まれ得ない
大海原を木の葉のように漂う
当て処なく ただ ゆらゆら
Nobody's Perfect
ある女の子との会話から、どうやら俺は「完璧主義者」らしいことが分かった。「完璧なものなど存在しないことを知りながらも、それを追い求める」
何とも切ないオブジェクトだ。
vin.spellとは
「お前の言葉を聞く人間が世の中に何人いるんだ?」
ある人物からこう問われたことをモチベーションとして「vin.spell」を発信するに至ったわけだが、憤りの感情からではないことを断っておきたい。
内容としては、サイト開設時から掲示板で書いてきた「i think about...」や「vincent. voice」の延長線上にあるものと考えてほしい。これらを独立したコンテンツとして切り出した格好だ。いつもの通り、日頃感じたことや自分の考えなどを綴りたい。「不定期日記」と捉えてもらっても構わない。
ただし、それでは一方的な発信になってしまうので、それに対して「自分はこう思う」や「それはどうかな?」などをレスしてほしいわけだ。そのレスに対するレスでももちろん構わない。「ROMってます」だけでも良いと思う。
要するに、発信者、受信者を問わず、ひとつのスレッド(ここでは「スペル」と呼ぶことにする)に対して侃々諤々とディスカッションしよう、ということだ。スペルによってはブレインストーミングのようになるかも知れない。
公序良俗などという改まった文言は好むところではないので、例によって他人の書き込みは一切削除しない。それぞれのベクトルとスタンスに一任したい。矛盾していても何でも構わない。遠慮せず自由に文章表現してほしい。ただし、宣伝告知の類は躊躇なく削除する。
「vin.spell」らしく能書きをひとつ。
Webサイトとは、発信者と受信者の1対1、ヒューマンベースのやり取りだと感じている。それは営利・非営利や企業・個人を問わない。相違点は、それぞれのポジションだけだ。
インタラクティブ性についていえば、「打てば響く」ではなく「打って反応する者だけが響く」ということに何の変化もない。
ビジターとは、「不特定多数」といった漠然とした括りではなく、そのサイトに興味を抱いた、もしくは何らかのモチベーションを抱いた「特定された個人」であって、偶然、漂着した人間であるということは有り得ない。直接URLを入力したか、検索サイトから飛んできたか、あるいは他のサイトからのリンクを辿ったか。いずれにしても、自らの意思によって能動的に目的のサイトへと到達した、いち個人を差す。
したがって、発信者が八方美人的である必要は一切ないと考える。不快感や違和感を覚えた個人が、速やかにブラウズを中止すればよいだけだ。この辺りは、TVのチャンネルザッピングとよく似ている。
「vin.spell」は、「Webで本音トークは難しい」といわれる現状へのチャレンジでもある。男子たるもの常に冒険好きで在りたい。
可能性のない冒険を「無謀」と呼ぶが、まずは、このスペルについて何か感じることがあれば書き込んでほしい。
なお、スペルの文体は意図的に堅くするが、レスはざっくばらんに口語ベースで行いたい。
ちなみに「vin.spell」は「Gospel(ゴスペル)」からネーミングした。
[Gospel]拡張→[Godspell]置換→[vincent.spell]圧縮→[vin.spell]