当て処なく　ただ　ゆらゆら

怒りの感情すら生まれ得ない
大海原を木の葉のように漂う
当て処なく　ただ　ゆらゆら

魂の抜け殻を携えて流浪する
はがゆさと虚しさを胸に抱き
当て処なく　ただ　ゆらゆら

光り輝くものを見られるか
希望の風はいつか吹くのか

降りしきる雨はいつか止むのか
明日には視界は晴れているのか

失ったものを奪い返せるのか
築いたものを捨て去れるのか

悲痛の叫び　突き上げる慟哭

声にならない　苛立ちが
五臓六腑を　駆けめぐる

絶望の嘲笑　姿なき悪魔

眠れぬ夜と　焦燥と
時の刻みが　のし掛かる

怒りの感情すら生まれ得ない
大海原を木の葉のように漂う
当て処なく　ただ　ゆらゆら

魂の抜け殻を携えて流浪する
はがゆさと虚しさを胸に抱き
当て処なく　ただ　ゆらゆら

やはり
当て処なく　ただ　ゆらゆら
当て処なく　ただ　ゆらゆら