何もない

宇宙開闢、人類誕生に意味・理由・目的など何もない。
自身が存在する以前から既に存在し成立していた、というだけのこと。

刹那で移ろいゆく朧げな輪郭を「変わらぬもの」と確信して、自身の好都合に委ねて解釈しているだけ。それは物理的輪郭然り。概念的輪郭然り。

そもそも何もない。

ないことを証明するのは「悪魔の証明」等と呼ばれ不可能とさているが、そもそも何もないのにあると思い込んでいる時点でそれは既に証明されている。ないと困るのは我々人類だけなのだ。悪魔は証明についてまったく興味を示していない。

時系列という括りも、地球上で暮らす我々人類都合に合わせて我々自身が「基準」として作り出した「制度」のひとつだ。宇宙に「時間」という流れは存在しない。
三次元(x, y, z)、あるいは四次元(x, y, z, t)で生活する我々が宇宙を司る次元根底を理解し得ているはずがないのだ。それでも宇宙は時間などに支配されなくとも存在し得る、と憶測できる。←ホラ、また疑惑がひとつ生まれたw

「証明」という言葉が何の役にも立たない、ということが透けてくる。

「証明」に限らず言葉とは他者との共有のためだけに存在する。
言葉は必要だ、の大義として他者との理解を促すために、というものが挙げられるが、言葉は重ねれば重ねるほど誤解を生む、という矛盾も抱えている。

では、なければ誤解も生まれないではないか、と。
否、あると思い込んでいる時点で誤解と矛盾に気付いていないだけなのだ。

以前、愚かだから人は生きていける、と説いた。
生まれた時点で結果が分かり切っているにも関わらず最後までやらねばならない。

何もないところに「自身は確かに存在していた」という軌跡を残すためだけに人は存在する。

 ハナから何もねえんだったら俺がこんなこと感じるはずねえだろ!?
 あるとかないとか、どうでもいい。俺は俺の輪郭を意識が侭なるうちに謳歌するだけ
 生んでくれてありがとう。苦渋に満ちたこの世界は面白い

何もないからこそ吠える。吠えずにはいられない。

これを「魂の咆哮」と呼ぶ。

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世界観

「──とまぁ、赫々然々という訳で大変なんですよ。…って、話聞いてます?」
「何の話だね?」
「…っと、これだよ。私の話聞いてました?」
「アナルの拡張率の話かね?」
「はぁ? いきなり何言い出すんですか? まったく関係…」
「ケツの穴が小さい」
「──!?」

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落ち着かない

「…という訳で、まぁ、大抵がそこに落ち着くんじゃないのかな、と」
「んー、ホントにそうなのかなぁ…」
「些か断定的ではあるが──やはりこれだけじゃないかな。他はちょっと」

ブレス

「あ! だけじゃないだけじゃないじゃない!」
「やや婉曲な否定と付加疑問だが、つまりは他にもあるってことだな? それは?」

ブレス・アゲイン

「あれ? 思い浮かばない…」
「じゃ、だけじゃないか。君の否定には同意できないな」
「やぁ、何だか急に降ってきたと思ったんだけどなぁ…」
「オカルトだな。ただ、思うのは自由さ」

「ところでこの話のオチは?」
「特に」

「どうしたんだ? 急にソワソワし始めて」
「オチがないから──」
「オチがないから?」

「落ち着かない」
「なるほど。Wミーニング」

そんな感じで♪

___ spelt by vincent.

だろ?

「よぉ、知ってるか?」
「どしたい?」

「人生一度切り、故に楽しむべきだ、なんて言ってる奴が一番信用ならねえんだ」
「ほう、根拠は?」

「俺がそうだからさ」
「なるほど。そいつぁどこぞの立派な経典よりありがてえ教えだな」

「だろ?」

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要約すると無味乾燥

タイトル通り。
一例を示したい。

知らないことのほうが多いことを
知っていることのほうが少ない

知っていることのほうが少ないことを
知らないことのほうが多い

これを要約すると?

未知以外は既知
既知以外は未知

間違っていないだけで何とも味気ない。
ややもすると駄文感に拍車が掛かる顛末。

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旅人ジョニーの息子

旅人 ジョニーの 息子
ジャーニー ジョニー ジュニア

旅人 ジョニーの 息子
ジャーニー ジョニー ジュニア

逃げ足 滅法 何のその
アラ エッサッサ〜

逃げ足 滅法 何のその
アラ エッサッサ〜

どっこい 気立ては ナイスガイ
ややこい 揉め事 専門外

好きな 食べ物 カオマンガイ
ドアの 開け閉め 蝶番

頭脳明晰 規格外
常識ルールは 適用外

俺様ルールは たったの みっつ
従え 平伏せ 奉れ
従え 平伏せ 奉れ

何様 殿様 お姫様
最初に 俺様 ゆーとるやん

*冒頭からリピート

↑これに好きーなリズムを乗せて是非発声されたし
黙読とはまた違ったエンターテインメントを味わえることだろう

そんな感じで♪

___ spelt by vincent.

対の概念考 - 二元論にて

あらゆる「対の概念」について二元論にて考察したい。

対とは、正負、善悪、陰陽など対義語で表現されている概念だ。
対を成す両者はどこまで行っても決して交わることなく常に並行を保っている。

二元論とは、乱暴にいえば「両者の主張を肯定して論ずる」ということだ。
平たく、正義の味方には正義の味方の是があり、悪者には悪者の是がある。
それらを善悪の分岐で振り分けることなく(差別せずに)、双方の言い分を肯定する、ということだ。

ま、大抵は一元論(自身の好都合)で論ずるのが人間の性だと思うが。
それでは論理的思考はできないのだよ、日常に埋没しておる凡庸な輩共よ。←はい、コンプラw

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キモいな、お前

「だーかーらー! さっきから何べんも同じこと言ってんじゃん!?」
「何べん言われようが分かんねえもんは分かんねえんだよ!」
「どうして? こんなことバカでも分かるぜ!?」
「じゃあ、俺はそれ以下ってことか!?」
「ったく、どーしょもねえな、お前って奴ぁ…」
「ああ、どーしょもなくて悪かったな!」
「それほど難しいこと言ってるつもりもないぜ? ちったあ俺の話も聞けよ…」
「するってえと何か? お前さんの話聞きゃ何でもかんでもキレイに解決するんか?」
「やぁ、そうは言ってねえけどよ…」
「そりゃそうだろうよ。一体何様のつもりなんじゃ? 手前の話聞くだけで何でもかんでも丸く収まるんやったら天下泰平、万々歳。世界は愛と平和で満ち溢れているだろうよ。違うか?」
「違わねえよ…」
「せやろ? 俺様の時間をなんで手前の戯れ事で消費せにゃならんのや?」
「お前、トコトンひん曲がってやがんなぁ…」
「何や? ハム太郎か?」
「そりゃ、とっとこ」
「どーでもえーわい」

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人間

人間とは、抽象を象った具現物である。

例えば、「頑張れ」という言葉を聞いたら、何について頑張るのかはさておき、「はい、頑張ります!」と返答する。

頑張る、にポジティブ要素がふんだんに含まれているだろうことは想像に難くなく、否定されるケースというのは高確率でないと云える。

だが、頑張る、に具体性は欠片もない。
更に、そうすることによって得られるであろう何得なのか誰得なのかも一切明かされていない。

にも関わらず、先の返答がなされるのは何故か?

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