はにかみながらハニカム構造

はにかみながらハニカム構造。

価値観の相違で幾重にも折り重なる雑多な塵芥じんかいボード。

あちらを立てればこちらが立たず。
こちらを立てればあちらが立たず。

不要なものを間引いてゆく。
行間の狭間、言外、何のその。

ドンドン間引いてスカスカにしてゆく。
そんなボードだったら幾重に重ねても通気性は保たれる。

通気性が良いということは風通しが良い。
風通しが良いということは見通しも立ち易い。
見通しが立ち易いということは──

 きっと人間関係も風通しが良いだろう。


はにかみながらハニカム構造。

そんな感じで♪

*湘南新宿ライン・赤羽 - 池袋区間にて

___ spelt by vincent.

不可能考

「不可能」の対義語は「可能」である。

──のだが、この言葉の文節は「不可 ‐ 能」なのだろうか。それとも「不 - 可能」なのだろうか。

国語的には後者であると考えられる。

「不 - 可能」。

これは「可能」を打ち消す否定形であり、可能ではない、という意味だ。これを前者の文節で捉え直すとどうだろうか。

「不可 - 能」。

能力(機能)を許可しない、となる。
つまりは「可・不可」のブーリアン分岐である。
enabled or disabled. →有効・無効

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不疑

用人不疑、疑人不用

人を使うならば疑わず、疑わしき人ならば使わず、と言う意味。

中国での経営哲学のひとつだそうだが、疑うような人に使われるな、という従業員の声も聞こえてきそうだ。

 疑 =疑う
 不疑=疑わない
 無疑=疑のない状態

 信 =信じる
 不信=信じない
 無信=信のない状態

これらの定義の差異が、その人足らしめる根幹を物語るような気がする。

前者・後者共に2段目までは能動だ。
自らの意思でそうしている、ということだ。

「疑う・疑わない」「信じる・信じない」→能動・自己選択

3段目、これは客観的な第三者の観点、或いは、その空間を支配している状態定義である。

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私の存在

私の存在はない。
私の存在は輪郭を持たない。
私の存在は私ひとりでは成し得ない。
私の存在は他者という観察者によって初めて認識される。

他者の存在もまたない。
他者の存在もまた輪郭を持たない。
他者の存在もまた他者ひとりでは成し得ない。
他者の存在もまた私という観察者によって初めて認識される。

私はひとりではない。
私という私の主観は私がそう思い込んでいるだけであって、他者にとっては客観そのものだからである。

他者もまたひとりではない。
他者という私の客観は私がそう思い込んでいるだけであって、他者にとっては主観そのものだからである。

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銀色の匙

コーヒーに砂糖を入れていた僕はティースプーンを必要としていたが、今ではブラックだ。

「コーヒーに砂糖入れるんですね。何かイメージと違いました」

とある後輩にそう云われたのを切欠にブラックに転向したのだが、なる程旨い。コーヒー本来の旨さは砂糖を足したのでは決して分からないのだろう。苦味や香りの違いが顕著だ。喫茶店でバイトをしていた経緯もあり、よく知った香りのはずなのだが、僕は今まで何を飲んでいたのだろうか、そんなことを再認識させてくれた。

 なにも足さない。なにも引かない。

ウイスキー広告のキャッチコピーにこんなフレーズがあったことを思い出す。ジャックダニエルをロックで飲む僕がコーヒーには砂糖を入れる。なる程、彼の緩やかな指摘は整合面からすると的確なのかも知れない。流石はデバッガーさん。観点が鋭角だ。

彼のイメージ通りに生き仰せられるかには自信がないが、一緒にいるときくらい、なけなしの幻影を追わせてやってもバチは当たるまい。あちらに看破されなければ、こちらの思惑は配慮として空気に溶ける。


サントリー ピュアモルトウイスキー 山崎

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半角英数字記号と全角英数字かなカナ記号一覧

【半角英数字記号】


abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
0123456789
 !"#$%&'()-^\@[;:],./\=~|`{+*}<>?_

【半角英数字記号(昇順)】

・記号のみ

 !"#$%&'()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{|}~

・全部


 !"#$%&'()*+,-./0123456789:;<=>?@ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ[\]^_`abcdefghijklmnopqrstuvwxyz{|}~

【全角英数字】


ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
0123456789

【全角かな】


ぁあぃいぅうぇえぉお
かがきぎくぐけげこご
さざしじすずせぜそぞ
ただちぢっつづてでとど
なにぬねの
はばぱひびぴふぶぷへべぺほぼぽ
まみむめも
ゃやゅゆょよ
らりるれろゎわゐゑをん

【全角カナ】


ァアィイゥウェエォオ
カガキギクグケゲコゴ
サザシジスズセゼソゾ
タダチヂッツヅテデトド
ナニヌネノ
ハバパヒビピフブプヘベペホボポ
マミムメモ
ャヤュユョヨ
ラリルレロヮワヰヱヲン
ヴヵヶ

【全角記号】


、。,.・:;?!゛゜´`¨^ ̄_ヽヾゝゞ〃仝々〆〇ー―‐/\~∥|…‥
‘’“”()〔〕[]{}〈〉《》「」『』【】+-±×÷=≠<>≦≧∞∴
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①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰⑱⑲⑳ⅠⅡⅢⅣⅤⅥⅦⅧⅨⅩ㍉㌔
㌢㍍㌘㌧㌃㌶㍑㍗㌍㌦㌣㌫㍊㌻㎜㎝㎞㎎㎏㏄㎡ ㍻〝〟№㏍℡㊤㊥㊦㊧
㊨㈱㈲㈹㍾㍽㍼≒≡∫∮∑√⊥∠∟⊿∵∩∪

全角スペース「 」
タブ「 」
イコール系「≒=≠≦≧」

【半角カナ】


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___ spelt by vincent.

目から鱗 - 地獄の在処

「地獄に落ちろって云うじゃない?」
「うん」

「地獄って下にあるのかな?」
「んー、ま、地の底にあるイメージだよね」

「誰が決めたんだろ」
「そう云われればそうだけど…」

「僕はちょっと違うと思うんだよね」
「へぇ、どんな風に?」

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信と疑

信・不信・無信
疑・不疑・無疑

これら定義の似て非なる差異が分からぬが故に、人は誤解を育み、決して分かり合えない。

願わくば達観せよ。

信じるのは各々の自由であって、それが正義であるとは限らない。
信じていることが動機だったとしても、それを他人が理解していると過信してはならない。

或いは、正義がすべて陽の要素であるという根拠もない。
破壊を望む者の正義は、客観的には受け入れられないものとして、最大の陰の要素であると推測されるからだ。

「信じる」とは、飽くまでも主観的な能動であって、本当に信じているならば「裏切られた」等という、受動的な被害意識を持つことはない。

もし、そう感じたとするならば、それは信じている自身の心が折れただけであり、客観的な事象なりには何の責任もない。

信疑の真偽は常に主観的いち情緒に過ぎない。
それが客観的決定的な正義となる根拠は極めて薄い。

通念上の正義は時代の風潮でいかようにも変容する。
例えば、喫煙の概念等がそうだろう。非常に分かりやすい。


…等と、換気扇の下で紫煙を燻らせながら、
我思う故に我あり

*2019.01.13 facebook投稿より転載

___ spelt by vincent.

スリリングな絶対

絶対ってのはな、確かにあるんだ。これっぱかしもねえって訳じゃねえ。

ただ、常にそれがそうだっていう保証はねえのさ。ついでに、保証って言葉にも保証はねえ、そう思いてえだけだ。絶対のクセに可笑しいって? まぁ、そう感じるのも無理はねえよな。

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