「なぁ、随分前に、花の美しさがどうのって云ってたよな?」
「おお。そんなこと云ってたな」
「事実を言葉で写生とか何とか…」
「よく覚えてるな。まぁ、名リリックだからな」
「で、不意に思い出したんだが、花は頭のてっぺんに生殖器を掲げているんだろ?」
「そうだな」
「花が枯れて、ごっそり落ちたら?」
「花が枯れて、ごっそり?」
「そう。ハラハラと、花びら1枚ずつとか散っていくならまだしも──ごっそりだぜ?」
顔を見合わせる二人。
「まぁ、今朝、庭でそんな光景を目撃したからお前の言葉を思い出したんだがな…」
「余計なこと思い出してくれたもんだぜ…」
色は匂えど 散りぬるを
我が世 誰ぞ 常ならむ──
「しょっぱいのぅ〜」
心到
練られていない文章には作為がない。
余計な虚飾が取り払われているからこそ心に染み入る。
一服の清涼感。
浸透は心到する。
【YouTube】Skid Row - Little Wing
朝からジミヘンのリトル・ウィングが頭の中でリフレインしていて、なかなか格好良いのを見つけたので。
Skid Row - Little Wing (Official Music Video)
命の遣り取り
穏やかじゃないのは百も承知で。
知らざぁ云って聞かせやしょう。
命の遣り取りてな何も
魂の交流な訳よ、分かる?
それをね。
どこの馬の骨だか分からねえクソ唐変木が
さもありなんてな調子でドヤ顔したり顔。
ツンとおすましスマイル・フォー・ミー。
木っ端ズル剥けクソ能書き垂れて来やがる。
こちとらペテンにパチパチ東京エレキテル。
って、まぁ、フツーに
分かるかしら、この想い(はぁと)
お願い! 気付いて分かって汲み上げて!
サルベージ・マイ・マインド(爆)
そんな感じで♪
*2016.05.19・草稿
tone of voice
「何を云うか、誰が云うか──」
「?」
「そんなことよりも、どんな声で云うか」
「──」
「それが問題なのさ」
そう云うと、男は笑みを浮かべた。
「なる程、そうかも知れないな」
出し抜けに真理めいたことを聞かされた男の口許も僅かに緩んでいた。
平身低頭
若いうちにカリスマを体現すると、
トシ喰ったときに勘違いしやすい。
平身低頭。
実るほど
呟き
自分の抱えている悩みや問題なりが最上級で、他人の抱えている悩みや問題なりを軽視する。
これって、さもしいことだよなぁ、と思った。
まったく未知なる世界観でもないから、尚タチが悪い。
職務格差云々ではなく、異業種間で精神交遊すべきなんだよなぁ。
人ってのは、自分でも手を出せそうなことだと、餅は餅屋ってことが頭から離れる。
四十年以上生きてきたが、謙虚な人ってのに出会った記憶がない。
手本がないんじゃどーにもイメージつかねえよ…
書籍やらじゃダメなんだ。体感せにゃ骨身に染みない。
ま、テキトーにやり過ごすよ。
そんな感じで♪