世界征服

世界が自分中心に廻っていた頃と今は何が違うのか? 単純に視野の問題だろう、と即答できる。

近視眼的視野だと世界征服は容易い。

世界とは地理的な世界ではなく、云わずもがな「自身の知見の及ぶ範疇の世界」ということだ。

自己顕示欲を度外視すれば、人は自身の幸福や成功などを他人に知らしめる必要はない。

真の幸福とは、やはり、自己完結し得る「己の世界征服」ということに帰結する。

隣りの芝生の青さなどどうでも良いのだ、自分が自分の世界で自分中心に廻っていることを実感できれば──

にも関わらず、世界の最果てに追いやられたようなこの疎外感は一体…

それは世界の中心軸がぐらりと傾いだからだ、自分から後発のムーブメントに。


後発のムーブメントとは「我が子」である。

事あるごとに彼が世界を揺るがす。彼の一挙手一投足がこちらの世界をゴリマッチョ揺るがすのだ。

世界征服の野望──朽ち果て掛けたそれが自身の中でゆっくりと首をもたげる。

我、逆賊の志士なり!
できるだけ小出しで相手の都合を考えながらなり振り構って掛かって来いや!
負ける気はしないが勝てる気もしない!

ハァ~。頼むぜ、かぜくん(*´Д`*)

そんな感じで♪

*2017.01.29・草稿

___ spelt by vincent.