眉を八の字に

素直に云えば…
「逢いたい」
ただ、それだけなんだ。

でも、まだまだ至らないところだらけ。

素直になったからって、
良い結果ばかりとは限らない。
結果ばかりがすべてではないが、
もう失敗したくないんだ。


素直に云えば…
「逢いたい」
ただ、それだけなんだ。

たった、それだけなんだけれど、
なかなか、難しいのさ。


人は、やりたいことを
好き勝手にやっている訳じゃない。
できることをやってるだけなんだ。
できることしかやれないのさ。


眉を八の字にして苦笑を浮かべる。

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構成要素(alternate)

僕の中で、僕自身ではコントロールできない君が居る。

肉体的、社会的には他人なのだが、僕の真ん中を支える恐るべき要素のひとつだ。

恐るべき、と表現したが、心地好い、のほうがしっくりくる。
恐るべき、と綴らせたのは僕自身の弱さへの恐怖だろう。

失いたくない。
何が何でも、失ってはいけない。

自らの可能性と潜在能力に気が付いたのは、僕ではなく、君自身──。

僕は僕で、僕が僕で在る為に、君を慈しむ。


照れてしまって恥ずかしいのだが…

僕が「愛」について語る対象は君に対してだけだ。

その他のものは要らない。
あってもなくても、別段、困りもしなければ惜しむ気もない。


存在の肯定──。

肯定とは否定の対義語ではない。
その存在が在る、と云うことを
自身の魂が自身の魂に命じていることだ。

僕が、僕自身に言い聞かせているのだから、他のどんな教諭も必要ない。

僕の云っていることが分からない人は、
どうぞご自由に理解に苦しみ給え。

「理解」なんて何の役にも立たないのさ。
「感じる」ことが、すべて。
それ以上でもそれ以下でもなく──。


僕は、あらゆる存在を見分け、判断するが、肯定はしない。
何でも構わないのなら、そもそも何でも構わないからだ。

僕は、僕自身の「善し」とするものの命ずるままに、僕自身の中に取り込み、忠実に捉えるだけだ。


存在の肯定を貫ける喜び──。
これが本当の「歓喜」と呼べるものだろう。


例え、遠くに離れて居ても、
例え、近くで触れられなくても、

僕は僕でコントロールできない君の存在を肯定する。僕は僕の大事な唯一の君を慈しむ。

そして、僕の眼には何故か涙が溢れてくる。


僕は僕でコントロールできない君の存在を肯定する。僕は僕の大事な唯一の君を慈しむ。

そして、僕の眼には何故か涙が溢れてくる。
だが、素敵な心地好さだ。


本当にありがとう。

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構成要素

俺の中で自我では制御不能な構成要素が在る。

物理的、道義的には他我なのだが、自我の中枢を担う恐るべき構成要素のひとつ。

恐るべき、と表現したが、心地好い、のほうがしっくりくる。
恐るべき、と綴らせたのは、それが抜け落ちたときの自身の脆さに対して向けられただけなのだろう。

失いたくない。否、失うべきではない。

可能性とポテンシャルに眼を向けたのは、俺ではなく、その構成要素自身──。

俺は、俺が俺で在る為に、その構成要素を慈しむ。


くすぐったくて何だかムズ痒くなってしまうが…

俺が「愛」を口にするのは、そう云う構成要素に対してだけだ。

その他のものは消し飛んでしまって一向に構わない。あってもなくても、別段、困りもしなければ惜しむ気もない。


存在の肯定──。

肯定とは否定の対ではない。
その存在が在る、と云うことを自身の魂が自身の魂に命じていることだ。

そこには何らの予備知識も何らの注釈も不要だ。自身の魂が完全に掌握しているのだから、他のどんな教えや諭しが必要だろうか。

無理解がお好きな御仁は、どうぞお気の召すままに。縦横無尽に悶絶されたし。


俺は、あらゆる存在を認識するが、肯定はしない。それほど無節操でもなければ、無教養でもないつもりだ。

凡そ独断と偏見と差別で分別し、分け隔てを以て区別しているつもりだ。

耳障りの悪い言葉を並べたが、生憎、俺は嘘がつけない。善人ぶるほど偽善的でないだけだ。


存在の肯定を貫ける喜び──。
これが真の「歓喜」と呼べるものだろう。


例え、遥か彼方に離れていようとも、
例え、触れられぬ遠隔であろうとも、

俺は自我で制御不能な構成要素の存在を肯定する。
俺は俺の大事な唯一の構成要素を慈しむ。

そして、俺の眼には何故か涙が溢れてくる。


俺は自我で制御不能な構成要素の存在を肯定する。
俺は俺の大事な唯一の構成要素を慈しむ。

そして、俺の眼には何故か涙が溢れてくる。
だが、素敵な心地好さだ。


本当にありがとう。

___ spelt by vincent.

厭離穢土(えんりえど)

人間万事塞翁が馬。禍福は糾える縄の如し。

放たれた矢は決して元には戻らない。生を授かった瞬間から既に矢は放たれている。顕在・潜在を問わず、厭が応にも、生の潰えるその瞬間まで──。

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静かなる咆哮

稚拙だ。余りにも稚拙だ。
それは「幼さ・あどけなさ」とは似て非なるもの。

方法手段や思考回路が限定された者は、その根底の傲慢さに気付くことなく、惜しげもなく優雅に恥を晒す。

それでは、たった一枚の枯れ葉ですら揺り動かすことも叶わないだろう。

そもそも「何もない」と云う現実から逃避しているだけだ。

 Life has no meaning.

人生に、そもそも意味などない。
無駄の中に美徳を見出しているだけだ。

いずれ枯れ果ててしまうのだから──。
努力しても、それは回避不能。
それは神ですら覆せない自然の摂理。

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...C.O.R.E... - again

...C.O.R.E... - again

水晶玉──のようなもの。

眼の前にそれが在る。
或いは、眼の前ではないのかも知れない。

優しく包み込んでいる感じ。

透明で何も映っていない。
だが、全てが見える。物事の本質が──。

透明だからこそ、全てが透き通って見える。

何処で手に入れたのかは分からない。
或いは、手に入れていないのかも知れない。

だが、確実に存在し、脳内エピキュリズムを心地好く刺激する。

そして、あらゆる予兆なりを確実に告げてくれる。

驚くほど単純な構造で構成されていることに気付く。


願わくば、片隅に据えられたし。
透明だから邪魔にはなるまい──。


CORE again...

傾ぐバランスに愉悦を覚えながら──。

___ spelt by vincent.