「激しい人なのね」
「表層が点滅しているだけさ」
「どうして?」
「落雷を受けたからさ」
「何故、そんなことを云うの?」
「独り言が大きいだけさ」
24 hours
悔やまれる痛恨の早送り。
タイムリミットは、まだ24時間も残っていたのに…
いつでも、どんなときでも、いつまでも。
自由気ままには一緒に居られない。
そんな焦燥感が根底に宿っている。
悔やまれる痛恨の早送り。
タイムリミットは、まだ24時間も残っていたのに…
ふたりの痛みを知ってか。
空も静かに泣いている。
まだ24時間も残っていたのに──
哀愁然着
愛執染着。転じて、哀愁然着。
男女のおぞましくも狂おしい愛欲。その執着が転ずると、哀愁を然とし、囚われながらもそれを着る。
満たされることなど何処にもないことを知っている魂は大海原を漂う木の葉のように、ただ、当て処なく流離うのみ──。
*未公開→公開
boomerang technique
理解しようとするのは無駄な努力。許そうとするのはキャパシティのひとり押し問答。信じようとするのは一方的で愚かな願望・儚い期待。
バレない嘘と喰えない奴
「バレない嘘がつけるといいね」
と、またひとつ嘘をつく。
「喰えない奴…」
その呟きで喰わしていないことに初めて気付く。
百年の孤独
百年の孤独 (Obra de Garc'a M'rquez (1967))
posted with amazlet at 08.09.28
ガブリエル ガルシア=マルケス
新潮社
売り上げランキング: 4226
新潮社
売り上げランキング: 4226
おすすめ度の平均:






nymphomania
nymphの羽を そっと撫でる
雨粒のような雫が 煌めいて浮遊する
心地好い 懐かしい微香が 鼻先を掠める
白い花びらが 音もなく水面に舞い降り
脈打つ波紋が 静かに拡がる
輪郭が滲む
世界が歪む
色彩が混じる
境界が溶ける
ぼんやりと 蜃気楼のように
ゆらゆらと 陽炎のように──
nymphの羽を そっと撫でる
気付かれないように 近づき
指先で そっと撫でる──
溢れ出す愛欲の洪水を
そっと絡め取るように──