理解しようとするのは無駄な努力。許そうとするのはキャパシティのひとり押し問答。信じようとするのは一方的で愚かな願望・儚い期待。
それらの要素は自身が作り上げた虚像。幻影のひとつ。重ねれば重ねるほど満たされることから遠ざかる。求める矛先。求道の道標は遥か彼方で嘲笑する。
自我であるにも関わらず、それを他我に求め、自我の望む結果が得られないときに失望する。哀しいかな、愚者必然のチェーンループ。
それらを他我に求めず、ブーメランのように自我に撥ね返す。
自問自答を繰り返し、思考に思考を重ね、痺れた脳天の先に見えるもの──。
そこに「諦めの境地」にも似た渺茫たる「潔」が横たわる。
high-souled boomerang throwing.
必然のチェーンループを覆すブーメラン・テクニックのひとつとして──。
コメント
2006年05月02日22:16 vincent.
一言一句、違わない文言・科白だとしても、それを吐き出す人の違いによって、受け取られる印象がそれぞれに異なる。
そこに「不平等」と「言葉に意味はない」の根拠を見る。
濃度・純度が高ければ高いほど、その手の現実に辟易とするほど鋭敏になる。