考課──無学な故、初めて聞いた言葉だった。早速、辞書を引いてみる。
- こう‐か〔カウクワ〕【考課】
- 公務員・会社員などの勤務成績を調査して優劣を定めること。「人事─」
- 銀行・会社などの営業成績を調査・報告すること。
- 律令制における官吏の勤務評定。
律令制──なかなかに唸る言葉だ。
相互理解について思考を深めると、紆余曲折があるものの、ひとつの解に到達する。
それは、高次元での一致と底辺での一致、である。
タイトル、正しくは「ヤマアラシのジレンマ」。
自身を覆う鋭利な体毛の所為で愛する者をも傷付けてしまう。愛する者との抱擁に恋い焦がれ、遂には叶わず身悶えるだけ、と云う──
何故か自分と重なってしまうのは大きな勘違いなのだろう。
で、勘違いついでに、うっかりハリネズミを飼うことにしてみた(´∀`*)
衝撃の映像は、こ・れ・だ。
☞ 1、☞ 2、☞ 3
静寂の夜。聖なる夜。
人の好いおじさんがプレゼントを配っていると云う。
帰りの電車。
車内アナウンスでは人身事故が報じられる。
風呂上がり。
上気した躰を鎮めている最中にサイレン音。
Silent Night と Siren Night がカブる。
浮き足立った稚拙な嘆きが耳を掠める。
琥珀色の液体で喉を焦がす。
大器晩成と聞くと、兎と亀の話を想起する。
最初、ノロマな亀を嗤っていい気になっていた兎が最後はそのノロマな亀に負けてしまう、と云う寓話。慢心を諫め、努力の尊さを説いた説法だ。
貫けなくても構わない
その代わり
腐るな
曲げるな
降りるな
めげるな
へこむな
そうすれば真っ直ぐに生きてゆける
魂器必滅の摂理を噛み締め、
我が魂の命ずるままに──。
風呂上がり
排気ダクトのスイッチを入れ
柔らかいオレンジ色の灯りを点す
製氷機で作られた氷をふたつ
ロックグラスに落とし
ジャック・ダニエルを1cm注ぐ