loading...
【楽天市場】季節特集

考課考

考課──無学な故、初めて聞いた言葉だった。
早速、辞書を引いてみる。

こう‐か〔カウクワ〕【考課】
  1. 公務員・会社員などの勤務成績を調査して優劣を定めること。「人事─」
  2. 銀行・会社などの営業成績を調査・報告すること。
  3. 律令制における官吏の勤務評定。
(Yahoo!辞書 大辞泉 【考課】

律令制──なかなかに唸る言葉だ。

あらゆる組織において制定されている「ルール」と云うものは、
その組織をより良く運営するため、組織の健全化のために定められている。

その根幹となるものは「こう在るべき」と云う指針に基づいているのである。
つまり「行動指針」である。

そして、その行動指針と呼ばれるものは、大別すると2種類に分けられる。

 抽象論か具象論か──

「組織」と云うものをどう捉えるかで、行動指針のベクトルが分岐する。

「組織」と云うものは具象物である我々人間が象る群像である。
そこにはその群像を司る「長」が存在し、組織の規模が大きくなれば、
それぞれの役割単位で小分けされ、そこにも「長」を据える。

僕がバーテンをやっていた時代、或る先輩からこう教わったことがある。

「ひとりのバーテンが見られる客の数は12人くらい。
 2、2のカップル席で云えば6組。
 だから、カウンター席は12席くらいが丁度いいんだ」

バーカウンターの中は、通常ふたりのバーテンで回す。
センターとサイドと分かれるのだ。

センターがシェイカーなどを振り、カクテルを作る。
サイドは材料を揃えたり、グラスを洗ったりと、アシスタントに回る訳だ。
混雑時には3人で回したりもする。

センターはセンターで不動のポジションなのだが、
サイドがふたりになることで、相性によっては不和が生まれたりする。

体育会系で云うところの「先輩・後輩」の図式が顔を覗かせたりするのだ。
その図式の根底に「年令」や「センターの優遇(贔屓、お気に入り等)」
などが表れたりすると、途端に調和が乱れる、と云うことだろう。

それでは営業に支障を来す、と云うことで「ルール」が作られる。
後から来た奴は一番下な。だから、俺らをサポートしてくれよ、と。

サイドを勤め上げた暁には、センターと云う「花形」が用意されているのだ。
サイドで終わることを余儀なくされていたのでは、モチベーションは上がらない。



たった3人の「組織」でも、ルールが必要になってくるのだ。

特に我々人間は「主観」と云う「自己中心」の「行動指針」に基づいて生きている。
──これは、我々人間を、社会的動物として捉えた観点からの思考ではない。

 忘れてしまいがちだが、我々も野生動物のそれと同様に、
 原生的動物として、この世に存在している。

 野生動物の生態を見ると、僕の云うことが分かるだろう。
 彼らは、さしたる意味もなく生存している。
 ...否定的な観点ではなく...
 自然の摂理の営みの中で粛々と生を営んでいる、と云うことだ。

閑話休題。

例えば、我々人間ひとりひとり、各々、銘々が無秩序に、
複数の主観をぶつけ、自己中心的行動指針のぶつけ合いをしていたのでは、
組織が円滑、且つ健全に運営されるはずもなかろう。

そう云った流れの中で、組織の秩序──「是」が設けられるのだ。
双方の言い分の「当たり前」「当然」と云う是について、
双方がコンセンサスを取る際の共通項として設ける。

「是非を問う」とは、こう云うことだ。
基準値を定め、そこからどの程度、逸脱するのかを問うのだ。

会社で云えば「社是」に相当する。

社是とは、極論、その組織の長の主観だ。
例えば、ここで掲げられる「在るべき姿」と云うものも、
その長の主観による「枷」なのだ。

だが、本来、在るべき姿とは、自身が自身に課す枷であり、
他からのお仕着せや干渉には一切無関係なのだ。

では何故、組織に枷が必要なのか?
それは、自身の枷が定まらない者が存在するからだ。

他の敷いた枷に縋る。従う。追従する。
要するに「他力本願」と云うことだ。

他力本願であるにも関わらず、自身の是との折り合いがつかず、
「合わないから」と云う理由で、その組織から抜ける。

そう云った者を目の当たりにしたとき、僕は止めもしなければ応援もしない。
人間とは、自身の是に付き従い、生を全うすれば良いのだ。
僕の老婆心やら思いやりなどは、その個においてはまるで意味を成さないからだ。



抽象論か具象論か、と云う論旨から外れたので話を戻す。

行動指針を定める上で、具象論で固めると不都合なことが多い。
それは解釈の分岐が難しいからだ。
具象論とは「これはこう」「あれはああ」と、杓子定規で逃げ場がない。

絶対的──ポジション・アブソリュート、な訳だ。

逃げ場のないルールと云うのは人を消沈させるのに十分だ。
それは、自身の工夫なりが意味を成さないからだ。
要するに、モチベーションが上がらない。

監獄でのルールを想い浮かべれば理解に容易い。
──皆一様に、殆ど意気消沈だ。

大脱走!などと、、
勇猛果敢なドン・キホーテ的ロマンティシズムも顔を覗かせるが、さておき...

...そこに抽象論を据えると、途端に華やいで感じられるから不思議だ。
それは、個々の是のフィルターに掛かり、如何様にも解釈可能だからだ。

ただ、一番危険なのは、

 輪郭が曖昧な故、衝突を避けられない、

と云うことだろう。
所謂、誤解・曲解が生じる。その可能性を否めない、と云うことだ。

その衝突を避けるために敷設されるルールであるべきなのだが...

 矛盾がデフォルト。

その真理に至る近道は、案外、日常に転がっていたりするものだ。



考課と云う言葉から、うっかり様々な脳内球体バブルスが飛び交ったが、
現状では、輪郭が鮮明なものは浮かんで来ない。

その理由は一点。

やはり、他の敷いた是に完全には付き従えない、と云う
自身の強情な性分が、最後の砦を死守している。

 絶対服従を拒む銀狼──。

──そんな姿が浮かぶからだろう。

そして、それを更に俯瞰している自身を見るからだ。
はっちゃけてるねぃ〜、と。

それが「自己愛」と呼ばれるものだ。



僕は、余程、独りSMが好きなのだろう。苦笑

思考を深めれば深めるほど、
 ああ、答えのない問題って楽しいなぁ〜、
と感じてしまう自身を否めない。

そして、その出題者は自身に他ならないのだ。
どんだけ〜(´∀`*)ノ

vincent. 独りSM。
紙面の都合によりこれにて!



我が魂の命ずるままに──。





___ spelt by vincent.

◀ PREV 高次元での一致と底辺での一致
時間考 NEXT ▶

コメント投稿

feed icon コメント用フィード

このスペルに関連するAmazonオススメ情報

トラックバック

アーカイブツリー

ページランク

リファラーランク

BlogPeople BB feed icon

項目を


今日のことば feed icon

総合健康開発研究所(SOUKEN)
OpenIDに対応しています

OpenID

  • Movable Type
  • OpenID
  • TypePad
  • mixi
  • Yahoo! JAPAN
  • ライブドア
  • はてな
  • Google
OpenIDについて
アルファポリス アルファポリス Webコンテンツ