尾てい骨から延髄 目掛け
脊椎の中心に束ねられた
神経繊維を 抉り貫け
抗う術すらない 快感が
螺旋階段のように
搦め捕る──
鎖のない 拘束
檻のない 束縛
暗黙の密約
烙印のない 魂の密約──
息苦しいほどに
背中合わせで
夷然として
聳え立つ
斜交いに絡み合う 螺旋階段
分かれては 引き合い
離れては 惹かれ合い
灼き焦がれるような 接点を
幾度も 幾度も 重ね合い
やがて
咽び泣くように
昇天する
斜交いに絡み合う 螺旋階段
「解」など要らぬ
「感」だけで良い
喩えようのない歓喜を 魂に刻もう
Cry baby...Cry, cry, cry...
感情移入を超越した感覚
憑依
何かが 舞い降りてくる感覚
人は 「感情」すら忘れてしまうと
ある種 「無垢」な状態になる
そして ただ ただ 涙する
理由も分からずに…
「理由」を追い求めることが
どれほど 愚かで 不毛なことなのか
と云うことを 思い知る
哀しいから ではなく
嬉しいから でもなく
ただ ただ 涙するのだ
胸に「残酷」と云う
不可思議なものを抱きながら
それは 他方に向けられた感情ではなく
それは 自身に向けられた感情でもなく
行き場を失った
激烈な旋風が
爪先から 脳天目掛けて
突き抜けるように
「理由」を必要とせず
止め処なく
ただ ただ 止め処なく
溢れ出る
溢れ出すのだ
泣きなさい 泣きなさい 泣きなさい
己の愚鈍さに 息衝く前に
己の穎敏さに 水漬く前に
泣きなさい 泣きなさい 泣きなさい
Cry baby... Cry, cry, cry...
LEON
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アドバンスト・コレクターズ・エディション…?
よくまとまっている
走馬灯のようなイメージ
死出の旅路への直前…今際の際…に見ると云う「走馬灯のようなイメージ」。
果たして、信憑性の程や如何に──?
Solve a riddle
「解けない謎はない」
そう云う言葉を耳にしたことがある。
が、解けてしまうようなものはそもそも「謎」ではない。
──と、そう思えてならない。
それは解明に時間と困難を要するだけで、単純に「手間の掛かる問題である」と。
謎は決して解けない。
謎は謎のままだからこそ「謎」。
分からないままでいい
分からないことは
分からないままでいい
南十字星
不思議と 安らいだ気分だ
目を瞑ると 頭の中に 輝く星空が拡がる
南十字星
燦然と 目映い輝きを放っている
サザンクロス──
神など信じぬ 俺だから
祈りは 捧げない
十字を切ったところで
なるようにしかならない
神が人間を造ったのではなく
人間が神を造った
神の存在は 概念──
不思議と 安らいだ気分だ
存在自体を 愛おしいと感じるのだから
生きてさえいれば 他に
何も望まなければ 良いのだ
否 死すら分かつことのできない
永遠の愛──
あなたの存在そのものを
永遠に愛する──
俺は この想いに
自らの体を 焼き焦がそう
俺は この想いに
自らの魂を 焼き焦がそう
俺の愛しい人よ 俺だけの愛しい人よ
誰よりも 愛してる──
あなたの前で 毒は不要
あなたが俺に跪いたように
俺もあなたに跪く
心穏やかに あなたの帰りを待つ
無事を祈る──
何故か 涙が 溢れてくる。。
毒を洗い清めてくれ。。。。。
哀しみの涙 ではなかった
今まで曇っていて
よく見えなかったものが。。
霞掛かった視界が
晴れ渡ってゆくような。。
喩えるなら 目覚め。。覚醒の涙
それが とても 心地よかった。。
心地よい絶望感。。
救われないほどに 救われた。。。。。