死出の旅路への直前…今際の際…に見ると云う「走馬灯のようなイメージ」。
果たして、信憑性の程や如何に──?
「死人にくちなし」の言葉通り、死者からのメッセージは科学的・生物学的に届かない。
「走馬灯のようなイメージ」を抱いて意識が薄れていったのか… 或いは、そのイメージを映し出したとしたのならば、どのようなイメージだったのか…
現状「推して知るべし」。或いは「死の淵から生還した(とされる)人の能書き」。それ以外、それを知り得る術を持たない。
「頭脳映像視覚化技術」──
幼少の頃から描いていた空想。
機能的には、頭の中で描いたイメージを言葉などではなく「ビジュアル」として視覚化し、モニタなどを媒介に映像化する、と云う代物。
その装置なり仕組みなりをあれこれと考えていた。
例えば、昨今のSFX技術──CG合成や特殊メイクなどの複合で非現実な映像・世界観を創り出している。
その映像は所謂「型破り」ではあっても純粋な頭の中のイメージとは異なるような気がする。云うなれば、飽く迄「近似値」。
例えば、アクションゲームなどの「アクション部分」をよりリアルに再現するために導入される「モーションキャプチャー技術」。
空想している技術の装置自体のイメージは、これに近い仕組みを採っている。
身体の要所要所に取り付けられた複数のコードがひとつの装置に収束される。
その装置はコンピュータと連動しており、筋肉の動きなどの電気信号をデジタル化する。
この「電気信号」がキーポイントだ。
人間に限らず「脳」は未知なる部分が多く、ほぼ解明されていない部分が大半だと云う。
「自分の身体の仕組みすら把握し切れていないのに自分の思い通りのことができるはずは…」
ま、おいといて…苦笑
所謂「体感する・経験する」とは脳内部の微弱な電気信号によって「認識される感覚」とされている。
平たく、電気信号によって「潜在」から「顕在」へと「意識」がスライドする訳だ。
「知ってから苦悩が始まる」の発端。笑
少し横道に逸れるが…
「夢を見る」と云うプロセスもこれと同等の電気信号によって脳に伝わっていると云われている。
故に「高所から落下する」ときには自分の知識範疇内での「G」が掛かり、あたかも本当に落下しているような「体感」を覚える訳だ。
装置に話を戻す…
この装置の電極のイメージは「ダイレクト・ピンジャック」。そんな感じだろうか。
リクライニング・チェアのような椅子に仰向けに坐り、後頭部…頚椎の少し上辺り…から脳の然るべき部分に直接、電極を突き刺す。
勿論、殺傷が目的ではない。
丁度、映画「マトリックス」のイメージだ。
そこから伝送される電気信号をデジタル化し、脳内部で創出された映像を忠実に再現する──。
何となくイメージできるだろうか?
このような装置、または仕組みが完成すれば、冒頭の「走馬灯のようなイメージ」はまことしやかに検証できるはずだ。
「えぇー 全然ちゃうやーん」
「オッサン 大した人生送っとらんのぉ…」
「冒涜」とも取られ兼ねないので割愛するが…この装置の完成によって副産物も生まれる。その可能性は否定できない。
例えば、風俗産業──所謂「ヴァーチャルSEX」だ。
脳内に直接電気信号による刺激を与える訳だ。十二分に「イケる」笑
付加価値として、性病の類からも解放される。また、両性の抱える肉体的・精神的な性の悩み・コンプレックスなどからも解放される。
現在、これに近い技術で遊んでいる人も少なからずいるだろう。
ベタに「テレフォンSEX」。一歩進んで「遠隔オナマシンの相互制御」苦笑
モラルを配慮して健全に…苦笑
カメラマンの必要機材運搬の軽減。
ま、装置のコンパクト化が必要だが…
「いやぁ、この絶景を皆に伝えることができたなら…」
「や、田中さん。装置セットしてくださいよぉ」
「あそっか☆ いっけねー テヘ」
或いは、デザインを複数案依頼された人手不足に悩むデザイナーやら…苦笑
「頭の中では出来上がってるんですよ! バッチリ!」
「ぢゃ即納品希望♪ で、一件落着。ムフ」
或いは「脳映像展─ブレイン・イメージEX〜小学生の部〜」
「ゆうちゃんの頭の中ってスゴイねぇ〜 どんなんなってんのぉ?」
「ん? こんなだよぉ?」
「てか、金賞おめでとー♪」
「うん☆ ありがとー」
などなど…笑
掘り下げればまだまだいろいろなケースが思い浮かぶ。
ビジュアルにかかわる世界を一新する一大センセーションになり得るはずだ♪
発端は「走馬灯のようなイメージ」。
疑問を持たずして従順でいることの美徳観はない。
他人の云うこと鵜呑みにしていたら埒が明かない。
モチベーションはパッションありき。
そんな感じで♪