「面白い」と「腹黒い」
これが対義語の関係にある、と云うことに気付いたので留めてみる。
「面白い」とは「面」が「白い」と云うことだ。
言い換えれば、青天白日、清廉潔白──後ろ暗さや気まずさなどはそこにない。
対する「腹黒い」は──蛇足なので割愛する。
要するに、そう云うことだ。
「面白ければ何でもいい」とは、こう云うこと。
- せいてん-はくじつ【青天白日】
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- 【意味】
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よく晴れわたった青空と日の光。転じて、潔白で後ろ暗いことのないことのたとえ。また、無実であることが明らかになること。
▽「白日」は輝いて白い太陽のこと。「白日青天(はくじつせいてん)」ともいう。 - 【出典】
- 韓愈(かんゆ)「崔羣(さいぐん)に与(あたうる)の書(しょ)」
- 【句例】
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◎青天白日の境地
◎青天白日の身となる - 【用例】
- ただし、もう、室内は、ごめんだね──たとえ、墓地茶屋のような所にしてもだね。お目にかかるなら、青天白日の下に、願いたい。〈獅子文六・青春怪談〉
- 【類義語】
- 清廉潔白 せいれんけっぱく
- せいれん-けっぱく【清廉潔白】|〈--ナ〉
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- 【意味】
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心が清くて私欲がなく、後ろ暗いことのまったくないさま。
▽「廉」は私欲がなく、けじめがついているさま。
「潔白」は心や行いがきれいで正しく、やましいところがないさま。 - 【句例】
- ◎清廉潔白な政治家
- 【用例】
- けれども青砥(あおと)は、決して卑(いや)しい守銭奴(しゅせんど)ではない。質素倹約、清廉潔白の官吏である。〈太宰治・新釈諸国噺〉
- 【類義語】
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清浄潔白 せいじょうけっぱく
青天白日 せいてんはくじつ
- はくじつ-しょうてん【白日昇天】
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- 【意味】
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昼間に天に昇る意。転じて、仙人になること。また、急に富貴になる、急に出世すること。
▽「白日」は昼間。また、輝く太陽。 - 【句例】
- ◎白日昇天の勢い