照明を落とした部屋。
時計の針がビートを刻む。
琥珀色の液体に浮かぶ、
白濁した製氷機の氷。
不純物。
それでも液体の対流が美しい。
なけなし、喉を焦がす。
焦がしはするが、
何も燃えない。
度数が強かろうが、
原料が何だろうが、
元々は、ただの水。
sotto voce…
夢見るように微笑を浮かべ、
密やかに生誕を祝う。
そっと、そっと…
あなたの未来が輝かしく、
眼もくらむばかりに目映いことを──。
立ち眩みでも起こしたら、
寄り掛かってくれよ
できれば、アルコールで麻痺する前がいいな
いつでも、痺れっぱなしさ──。
*2007年09月29日01:44 某SNSより抽出