sotto voce

僕が苦笑を浮かべてしまうのは、
「大好き」と云う言葉を、
素直に受け取れない歯痒さからだ。

──何故か、哀しくなる。

無邪気。天真爛漫。
いたいけで、純真無垢な──。
そんな甘い毒牙に絡め取られた
自身を想起する。

 sotto voce

それでも僕は降りたりしない。
偽らざるそのときの「真実」を得るために。

「永遠」と云う幻想に
冷ややかな笑みを晒し、
それでも僕は愛の呪文をそっと囁く──。


Cara mia… Love charade…..

___ spelt by vincent.