遠隔から射る言霊に愉悦を覚える。
目標物は定まっているのに足許覚束無く、
ゆらゆらと迷走しているかのようにも映る。
虚空に浮かぶ、透明な輪郭を撫沿る。
眼の前には姿を現わしていない、
あなたのシルエット──。
あなたを決定付ける形容が、
徐々にフェイドインしてくる。
仄かに笑みを称えた唇が眩しい。
柔らかな髪の毛が風の中で舞う。
そして──、
その瞳には、僕しか映し出されていない。
より輝きが増しているから不思議だ。
逢えない時間が、ゆっくりと息苦しく過ぎてゆく。心地好い、恍惚の拷問──。
焦がれる時の刻みが愛おしいから、
僕は、また、立ち止まってしまうんだ。
それはテンプレートのない魔法陣で召還され、
いずれ封印されてしまうかのように──。
分かっているのに立ち止まってしまうんだ。
僕の願いは、たったひとつ、
もう想い出の人にはなりたくない。
ただ、それだけなんだよ。
コメント (3)
想い出は要らない。
思い出せれば、それでいい。
お久しぶりですな。
かんだです。
覚えてるかな?
おいらは想い出の中にいるかな?
>tak030
おーいえー 覚えてるさw
生きてんのかい?(´∀`*)
想い出と呼ぶには、余りにもおぞましく、、
(≧∀≦)ウヒャヒャ♪
何だかメルでもしてくれよ☆