独尊

出逢いは必然。

僕は君と出逢ったことよりも、
君と一緒に過ごせた奇跡──。

何よりも愛しく、
そして、尊く感じるよ。

僅かばかりの擦れ違い。
僅差の擦れ違いが形式的な離別を生む。


大枠のシンパシーは
ディテールの追求に妥協を許さない。

針の穴の隙間を埋めるような
神経質でデリケートなコンセンサス。


研ぎ澄まされている者同士は
その僅差ですべてを塗り変える。


剥き出しの感受性。
ネイキッド・アンテナ。


傍受したものすべてに
その殆どを預けてしまうから
例えようのない歓喜と堪え難い苦痛。
その二律背反の両翼を授かる。


だからこそ──
僕はこのマントラを嘯くんだ。


我が魂の命ずるままに──。


魂の殉教者──。

生在るうちは決して救われない。
中身のいっぱい詰まった抜け殻。

それでも感謝の念が絶えない。
君は僕の中で生き続ける。

ありがとう。

良い文章が書けたよ。

___ spelt by vincent.