背負い切れぬものを背負い込むと、
前傾姿勢ではあるが、一歩も進めぬ。
被虐的に自身を貶め、恨めしそうに天を仰ぐ。
光のシャワーが燦々と降り注ぐと、
堪え切れずに、再び瞳を瞑じる。
幾星霜経ったのか──。
時の刻みは、何人たりとも御せぬ。
ただ、無為に消費してゆく。
ただ、無為に枯渇してゆく。
否、
のし掛かかって来る。
幾重にも積み重なって来る。
渇いた喉では美しい旋律を奏でられぬ。
それでも、尚かつ──
敢えて、咆哮を続けよう。
逃れられぬ宿命には、抗うことすら叶わぬ。
全身全霊、魂を賭して──
喉が裂けるほどの静かなる咆哮を。
散れ。美しく舞い散れ。
心の血飛沫──。
散れ。せめて、美しく舞い散れ。
魂の血飛沫──。
そして、なけなし潤せ。
他の糧となることに、疑念と躊躇を抱くな。
それは「必然の報い」──。
染み着いたまま、決して浄化されることはない。
我が魂の命ずるままに──。
___ spelt by vincent.
■画像
1)キリスト昇架 The Elevation of the Cross
ルーベンス Peter Paul Rubens(1577-1640)
フランドル バロック
c. 1610-11
Central panel of triptych altarpiece
462 x 341 cm
アントウェルペン大聖堂 Cathedral, Antwerp
2)キリスト降架 The Descent from the Cross
ルーベンス Peter Paul Rubens(1577-1640)
フランドル バロック
c.1611-14
Oil on panel(Central panel of triptych altarpiece)
420 x 310 cm
アントウェルペン大聖堂 Cathedral, Antwerp
3)The Granduca Madonna
ラファエッロ、サンティ Raphael,Santi(1483-1520)
イタリア 盛期ルネサンス
1504
Oil on wood, 84 x 55 cm
Galleria Palatina(Palazzo Pitti), Florence

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