他人が綴る日記をぶらぶらと読み、その人の日常の一部、または心情の一部を垣間見たような、おこがましくも滑稽な幻覚・錯覚に陥り、その人の綴る文章に対し、直接的な表現をする人がいる。
とてもさもしい、と感じる。
その人の心の叫び。心の奥に眠る魂の叫び。行間の狭間に埋もれた、文字で表現されていない、揺れ動く機微を汲み取ろうとしていない。
視覚的に捉えられる、または読解できるものにしか興味を示さず、眼が、心が、それらを捉え切れない。
故に、読書感想文的なコメントが顕れるのだろう。
理解されようと努めている訳ではない。
大いなる独り言なのだ。
矛盾や支離滅裂、デタラメな理論や自分勝手な論法など、書いた本人がその信憑性の曖昧さを一番よく知っているのだ。
それを読み、自分は何を感じたのか?
「自分の言葉」で素直に綴れば良いのだ。
分かり切ったことを分かり切った答えで済ませようとする
「あーいえばこーゆー」で何が楽しいんだい?
Simple is best
月並みな言葉こそ深く重い。
タイミングを外せば「何じゃコイツ…」。タイミングを外さねば「お☆ やるなぁー」。
其処彼処で繰り広げられる言葉の大安売り。
俺は喉が裂けるほどの絶叫を
自身のインテリジェンスに乗せて
自身の胸に深く刻み込みたい。
研ぎ澄まされたセンテンスは
練り込まれれば練り込まれるほど
鋭く心に突き刺さる。
マスターベーション オーイエー♪