優しい季節

僕の左側に
そっと近づいた
優しい季節

色褪せた世界には
余りにも眩し過ぎて

眼を細めながらも
零したくはない
君の煌めき星雫

わがままな贅沢に
安らぎが潤う

枯れた時間が
しっとり溶けてゆく


嗚呼 君を想うと
息が止まりそう──

___ spelt by vincent.