耳許で囁かれる声 花園で潤む雫
舌を絡ませ 丁寧に舐め取れば
甘美な波紋が 静かに押し寄せる
近くて遠い人
遠くて一番近い人
遠くても一番甘い人──
the whispered voice near auris.
the moistened drip in the secret garden.
if it entwines tongue,
licks civilly and takes,
the sweet ripple surges softly.
the near and faraway thing.
the faraway and nearest thing.
even if so faraway, sweetest honey___.
コメント
2006年06月10日08:51 vincent.
- そうき さう─1【想起】
- (名)スル
- イデア 1 [(ギリシヤ) idea]
- 〔見られたもの、知られたもの、姿、形の意〕プラトン哲学の中心概念。個々の事物をそのものたらしめている根拠である真の実在。例えば、個々の人間は人間のイデアに与(あずか)ることによって人間であるとされる。中世においては創造者である神のうちにある万物の原型として捉えられ、近世では人間の意識内容としての観念(アイデア)、また理念などの意義をもつに至る。
- さいせい 0【再生】
-
(名)スル
- 死にかかっていたもの、死んでいたものが生き返ること。蘇生(そせい)。
- 心を改め、くずれた生活からまともな生活に戻ること。更生。
「──を誓う」 - 廃品となったものを再び新しい製品に作りなおすこと。
「──した紙」「──品」 - 録音・録画したものを機械にかけてもとの音・画像を出すこと。
「映画の名場面を──する」「──装置」 - 再びこの世に生まれること。
「弘法大師を──せしめ/文明論之概略(諭吉)」 - 失われた生体の一部が再び作り出されること。下等生物ほど再生能力が強い。
- 〔心〕記憶の第三段階で、記銘され保持された経験内容を再現すること。想起。
→保持 - きめい 0【記銘】
-
(名)スル
〔心〕記憶の第一段階で、経験内容を覚えこみ、定着させること。銘記。
→保持
→再生 - ほじ ─ぢ 1【保持】
-
(名)スル
- 保ちつづけること。持っていること。
「第一人者の地位を──する」「選手権──者」 - 〔心〕記憶の第二段階で、記銘された経験内容が量的には減少し質的には変容しながらも残存・維持される過程。把持。
→再生 - 保ちつづけること。持っていること。
- アンチノミー 4 [(ドイツ) Antinomie]
- 〔哲〕二つの相矛盾する命題である定立とその反定立が等しい合理的根拠をもって主張されること。特にカントによれば、純粋理性は四つのアンチノミーをもつが、特に重要なのは超越論的自由と自然必然性との間のそれである。二律背反。
- 反定立【はんていりつ】
- 〔哲〕〔(ドイツ) Antithese〕ヘーゲルの弁証法で、出発点である定立が発展の過程で否定され、全く新しい段階として現れた状態。また、定立の命題を否定する命題。反措定。反対命題。アンチテーゼ。反立。
- じゅんすい-りせい 5【純粋理性】
-
〔哲〕〔(ドイツ) reine Vernunft〕カントの用語。
広義では、経験を可能ならしめる先天的な認識能力。狭義では、感覚内容を受容する感性に対する能動的な思惟能力。
→実践理性 - じっせん-りせい 5【実践理性】
-
〔(ドイツ) praktische Vernunft〕カントの用語。
理論理性に対して、人間の行為・意志の決定にかかわる理性。経験的動機に依存しない先天性と自律性をもった純粋で理性的な善意志。叡智界に参入する人間の能力とされる。
→純粋理性 - ちょうえつ-ろんてき てうゑつ── 0【超越論的】
-
(形動)〔哲〕〔(ドイツ) transzendental〕
- カントの批判主義における根本概念。様様な経験が可能となり構成される根拠・条件にかかわるさま。「先天的」とは異なり、先天的認識がいかに可能かを問題とする認識についていう。先験的。
- フッサールの現象学では、超越的に与えられる実在の本質を判断中止したのちの純粋意識の領域に関するさまをいう。
- しぜん-ひつぜんせい 0【自然必然性】
- 偶然も自由もあり得ぬような自然法則に示される必然性。人間の自由な当為に代表される目的論的必然性に対する。因果的必然性。