Spiral Rendez-vous

時の刻みは 皆に等しく 降り注ぐ
シビアに 冷徹に 弛まず 一定のビートで

時の歯車は 誰にも御せない
ただ 密度 だけは 自由

時の濃淡を 愛しい人と 一緒に 描く
デッサンが狂っていても 構わない

甘く切ない時が 緩やかに流れる

唇と唇を 重ね合わせるだけで
彩りが ふたりだけの空間を支配する

俺の 愛しい人
俺だけの 愛しい人

「永遠」と云う言葉は 余りにも陳腐過ぎて

だから「ずっと 一緒」──


DNAが螺旋状に絡み合っているように

ふたりは ひとつ
ふたりで ひとつ

決して ほどけることなく
互いに 抱き合っている

Spiral Rendez-vous

脳髄から神経繊維に至るまで

Spiral Rendez-vous

絡み合って 溶け合って
スパイラルに ずっと 一緒──

俺の 愛しい人
俺だけの 愛しい人

___ spelt by vincent.