ナルシズム考

ナルシズムは突き詰めると必然的に孤立する。

故に、他我と交わると云うことは、救い難い自我との闘争を稀釈しているだけに過ぎない。

現実と非現実・破の一節が滲みる。

「孤立」が「孤高」に「昇華」すれば、「ナルシズム」と云う、この真理に到達することが、とても容易であることを知るのだろう。


未だ昇華できず、未だ消化不良の侭、傾ぐ刹那の微動に、都度、翻弄される。


我、雷鳴の咆哮と共に闇に掻き消ゆる、試行の遊戯人なり。

___ spelt by vincent.

コメント (1)

vincent. 2009年5月25日(月) 03:39
しこう【試行】
(名)スル
  1. 試みにやってみること。
  2. 繰り返し行うことのできる実験・観測などを試みること。
◆アクセント:しこう ─かう 0
しこう【思考】
(名)スル
  1. 考えること。また、その考え。
    「誤った─」
    「余は─す、故に余は存在す/吾輩は猫である(漱石)」
  2. 〔哲〕〔thinking〕意志・感覚・感情・直観などと区別される人間の知的作用の総称。物事の表象を分析して整理し、あるいはこれを結合して新たな表象を得ること。
    狭義には概念・判断・推理の作用による合理的・抽象的な形式の把握をさす。
    思惟。〔明治期につくられた語〕
◆アクセント:しこう ─かう 0
しこう【指向】
(名)スル
  1. ある目的を目指して向かうこと。志向。
    「医を─する」
  2. ある特定の方向を指定すること。ある方向に向けること。
    「探知機が発信源を─する」
◆アクセント:しこう ─かう 0
しこう【志向】
(名)スル
  1. 意識をある目的へ向けること。こころざすこと。意向。指向。
    「民主国家の建設を─する」
  2. 〔哲〕〔(ドイツ) Intention〕意識がいつもある対象に向かっていること。
    →志向性
◆アクセント:しこう ─かう 0
しこう【至高】
(名・形動)[文]ナリ
  • この上もなく高くすぐれている・こと(さま)。最高。
    「─の芸」
    「至善─なりと定めたる一元理を/明六雑誌 22」
◆アクセント:しこう ─かう 0