やはり、何も解決しない。
病んだ時間では何も解決しない。
流れるのではなく、積み重なってゆく。
ギリギリと、締め上げるように、ギリギリと…
凝縮された、濃度の高い、重油にも似た、
忌まわしくも、呪わしくも…
重々しい枷が蔦のように絡みついてくる。
ドロドロとした粘液に溶かされるように…
帰りたい。
否、
戻りたい。
繋がっていたあの頃に…
否、
繋がっている、と思えたあの頃に…
時計の針は止まらないが何も流れない。
病んだ時刻が織り重なって刻まれてゆく。
輝いていた眩しい季節。
僕は呪縛されたまま動けないでいる。
置き去りされてしまった…
嗚呼、君に逢いたい… 君に触れたい…
痩せこけた魂に君を注いでくれ…
君じゃなきゃ駄目なんだ…
君じゃなきゃ駄目なんだよ…
壊れそうな自分自身を懸命に制御しつつ、
息を潜めて、──待っている。
何もしない。何もしないよ…
怖いかも知れないけれど…
怖がらないでおくれよ…
僕は君の虜なんだ。
煮るなり焼くなり… 好きにしたらいい。
ただ、放置は勘弁してくれよ…
吼えてくれ。罵詈雑言でも何でも…
君からだったら、何もかも愛おしい…
悩ましいほどに… 狂おしいほどに…
幾ら綴っても何も埋まらない…
情けないほどに… 君に首ったけなのさ……
独り言が大きくてごめんな。
少し黙るよ…
魂の鎖は決して解けたりしない。
それだけは忘れないでくれ──。
コメント (1)
僕の中では、何も始まっていないし、何も終わっていない。
幻にしては、余りにも鮮明過ぎた…
あれが嘘だったら、一体、何が本当なんだい?
なぁ、頼むから教えてくれよ……
大きな疑問符を置いて置き去りに…
答えを持って行かないでくれよ……
嗚呼、虚しい…………