「時折、真剣な眼差しを投げるのは、お伺いを立てているのさ」
「黙ってちゃ分からないわ」
「お互いが知っている暗号は、ふたりだけのものさ」
「謎解きをしてるほど暇じゃないわ」
「割とせっかちなんだな?」
「ストレートが一番よ」
「生憎、俺は氷を浮かべる」
「──何故?」
「熱い情熱は稀釈してやるほうがいい」
「──」
「でないと、お互いに身が持たない」
「──」
「それに、焦げた喉では、美しい弱音は吐けない」
「──弱音はうんざりだわ」
「誰彼構わず吐く訳じゃない。こんな話は他ではしない」
「恐いもの知らずじゃなかったかしら?」
「臆病風に吹かれることもある」
「あらそう──」
「だから、真剣な眼差しを投げるのさ──」
「うふふ。そう。
──じゃ、何故、口許が緩んでるの?」
「緊張を解きほぐすおまじないさ──」
口当たりは sweet
舌の上で転がせば mellow
喉越しは like a fire...
___ spelt by vincent.

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