6月16日 曇天・雨天
16:30
姫君は、祖国一時帰国のための乗車券を警護させている
皇帝閣下が建造されたトラベルツアー宮殿まで御自ら向かわれた。
場所は、皇帝閣下が統治されている歓楽領・新宿である。
皇帝閣下が統治されているとは云え、
与り知らぬ領域で、魑魅魍魎の類が生息しているやも知れぬ。
私は近衛連隊長として、護衛することを強く懇願したが、
「生憎の空模様でもあるし。。」と云う事由より、
城内警護を申し遣わされたのだった。
城をお出になる前に、
踵を返しながら手を振られた姫君の口元には、
麗しくも儚げな微笑が湛えられていた。
一介の近衛連隊長ごときに対して、
大海原のように広大な姫君のお心遣いを噛み締めつつ。。
しかし、近衛連隊長の責務とは。。?
胸が張り裂けんばかりに、切ない。。。。
姫君を見送る皇帝閣下の慈愛に満ちた眼差しを背に、
脳裏を掠める悪しき危惧を無理に振り払いながら、
城内警護に生命を賭すだけであった。。。
あぁ。。姫君。。どうかご無事を。。
ご無事を お祈り申し上げまする。。


























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