内面の焔(ほむら)

早朝、仄暗い事務所に独り。

モニタの中で揺れる、やり切れない欠片に目を細めながら、役立たずな煙を、いつもより長目に吐き出す。


コメント

2006年07月19日05:28 vincent.

吐き出された煙は視界を閉ざすためのものではなく、内側を焼き焦がした硝煙にも似た残痕。

否、残魂。

残り滓となった魂でも再び燃え上がるのさ。

待ってろ──。

紅蓮と蒼白の炎を絡ませながら、
我が魂の命ずるままに──。

2006年07月19日05:46 vincent.

「若えのに湿っぽくていけねぇ。きっちりメシ喰ってんのか?」
「や、それなりには…」

「呑んでばかりいねぇで、これでも喰ってきな」

煤けた赤提灯がぶら提がった寂びれた居酒屋の暖簾越しに、眉を八の字にした大将の無愛想な笑みが覗く。

「リキつけろや」

カウンターに出されたものは──?


まぁま、滲みるねぃ〜 苦笑

vincent. 脳内寸劇でした☆

___ spelt by vincent.