切っても切れない絆
家族と云う絆──
ときに煩わしく
ときに有り難く
理不尽 不条理 何処吹く風ぞ
不覚にも 目頭に熱いものが込み上げる
そして──
兄弟と云う存在
仲間と云う存在
愛おしい魂の絆
掛け替えのない 大切なもの
比較の壇上に上がるものなど 何もない
この心地好い雁字搦めに
我が身を挺し 灼き焦がす
我が肉体は 魂の器
迸る静寂の咆哮を
漲る沈黙の雄叫びを──
まだまだ ここからだ
何も始まっちゃいない
諦観なんぞ…
風が吹けば 消し飛ぶ──
こんなところで
降りる訳にゃ行かねえんだよ……
未だ見ぬ この上ない歓喜を夢見て
我 幾重にも織り重なる絆を背負い
紅蓮と蒼白の焔を纏う 魂の旅人なり──