誤解・曲解が生まれる原因。
それは定義の差異からである。
と、そんな仰々しい講釈を垂れた記憶があるが、少し下って考えてみた。
点の位置でも勘違いするよなぁ、と。
本当に些細なことなのだが…
例えば、「国士無双」。
麻雀をやっている者ならば一度や二度は上がったこともあるだろうし、配牌の非道さに眉を潜め、やむなく狙わざるを得なかったりもするが、麻雀では最強の手、役萬のひとつだ。
本来は「国にふたりと居ない逸材である」と云う意味だが、多分にその意義根底では浸透していないように感じる。
ま。この役萬を上がり続ける強者が居たら、それこそ文句なしで国士無双クラスなのだが、、(´∀`*)y-〜♪
会話と云うのはマンガのような吹き出しがある訳でもなく「音声」で伝える。なので、漢字を意識せずとも喋れる訳なのだが…
例に挙げた「国士無双」。
これは「こくしむそう」と続けて発音することが多い。ともすれば「こくしむ・そう」的な音節で伝えることが多い。
つまり、意味的には可笑しなところで区切っているのだ。
後者に準えれば「こくしむ」と云う訳のわからない「草(そう)」である、と誤解されても致し方ないのである。
或いは「こくしむ走」──何だか「徒競走」の親戚のようでもある。
或いは、縁起でもないが…「こくしむ葬」。意味は分からないが…甚だ仰々しい趣さえ漂う。「しむ」が「死む」にも当て嵌まるような…
「こくし・むそう」。
これが意味的には正しい音節であろう。
派生して…
ブルースリー。
有名なアクションスターだが、彼の名前も点の位置で意味が変わる。
ブルー・スリー。
青がみっつでだからどないやねん? と。
「ブルース・リー」が正式だ。
誤表記・誤読のブルー・スリー。哀しいかな、ググると出て来たりする。意外にもそう誤解している人が多い証拠だろう。
「え? そーなの? 知らなかった…」みたいな…
天下の武人も草葉の陰で泣いていることだろう。
伴い「読み方」。
これも誤解・曲解の原因になり得る。
「最も」。
これは「もっとも」と読むはずなのだが、意味は云わずもがな比較級の最大級である。「一番」と云う意味だ。
実の妹が中学生時分、これを「さいも」と読んでいた。
「さいも? 何、さいくんがどーかしたん?」と。彼女の同級に細と云う中国人がいたからなのだが…
「違うよ。お兄ちゃん、何云ってるの? さいもスゴイんだって」
疑問符の狂喜乱舞。空中分解である。
のちに彼女の誤読が判明し、「君のが訳分からんわ…」と。「さいもアホやね」と締め括ったが彼女は笑っていた。
や、こっちの笑いも乾くわ…
これに類型して「滑らか」。
これも誤読する人がいるのだろうか?
「なめらか」と読むのだが「すべらか」と…
僕がDTPをやっていた時代の同僚のクチから出た言葉だったのだが、最初、彼が何を云っているのかが分からなかったのを記憶している。
「え? すべらか? って何それ?」
3Dソフトにまつわる話をしていたので、何だか専門用語かな、とも思っていたのだ。
「や、このソフトはレンダリングが綺麗で、ポリゴンの表面なんかもすべらかに…」
やぁ、君の頭の中身が滑っとるだけやんねぃ、みたいな、、(*´艸`)ウフフ♪
ま。ホンマにどーでも良い話なのだが…
僕は「漢字で喋る」と云われたことがある。「普段、聞き慣れない言葉とかも使いますよね?」とも。
僕は、意識的に、小説にしか出て来ないようなフレーズも音声で伝える。敢えて、音声にして紡ぎ出すことを好んでいるような気もしている。要するに「楽しみ方」のひとつだろう、と。
読書が趣味の人には釈迦に説法かも知れないが、音読と黙読では理解の度合いが違うような気がする。音読することによって、はじめて意義根底が滲みるのでは、と感じたりするのだ。
故に、自分が感動したフレーズや科白なり、それらを敢えて音声で紡ぐ。
似通ったシチュエーションなり、その場の演出なり、「事実は小説より奇なり」の言葉通り、ノンフィクションはフィクションを凌駕しているのだ。
歯の浮くような科白でも、はらわたが煮え繰り返るような罵詈雑言でも必要とあらば、音声にして出力すべきだ。
入出力エコ・サイクル(・∀・)<訳分からんわww
──そうすることによって、はじめて「自分の言葉」となる。そのチョイスによって「人格」なりが判断されたりもする。
要するに、それが「センス」の話だろう、と。
センスの悪い人はセンスの悪い言葉で自身を演出しているだけだ。本来は善良であるかも知れないが、それを封印しているのは「自分自身」なのだ、と。
そんな気がしてならない。
黙読と云うのは割りといい加減で、読めない漢字などは飛ばされたりもする。
文節の前後で適切に補完できるならば良いのだが、著者与り知らぬ領域、いざ露知らずの領域で、著者の真意なり意義根底がまるで通っていなかったりもする。
そして、そんな黙読であっても何らお咎めはない。
立派な読書家だ。(´∀`*)ノ <「積ん読」のが優しいかもw
つまらない話ならば読み飛ばし、切り捨てれば良いだろう。利害が一致していれば、双方に精神的ストレスは生まれない。
僕など、擦れっ枯らしを気取る訳ではないが…殆どが「右から右」だ。通り抜けることもない。それはそれで哀しいのだが、さておき…(´∀`*)y-〜♪
食指を動かしたのは「自分自身」だ。
動機は興味本位で十分。
大抵、興味ないものに興味は湧かない。
綺麗事を並べ立てたところで、動機は不純でないことのほうが少ないw
動機清純キショイかも…(*´艸`)ウフフ♪
ただ、読み始めたのならば「読破」すべきだ。或る向きからすれば「看破」に通ずるかも知れない。
筆者・著者。総じて表現者。彼らの内面の血肉を嗅ぎ分けるように、貪るように、抉るように──。
威風凛々と悪食たれ。
暑苦しくなりそーなので、この辺で…☆
コメント (2)
「お前の話はつまらん」
そーですか。
つまるところ「通っている」と云うことですね?
わかります(・∀・)v
え? 流れてる?
暮らし安心☆クラシアン☆(´∀`*)y-〜♪
ちなみに、僕の定義するところの「悪食(あくじき)」とは、
「ゲテモノ喰い」と云う本来の定義とは少々異なる。
本来の意味を知っていながら、尚かつ、
風合い・ニュアンスをアドオンしている感じだ。
云うなれば「好き嫌いで選り好みすることなく何でも食べる」と。
つまり「清濁併せ呑む」と近似値の意味合いで捉えているのだ。
成る程、好物ばかりを選り好みする者にとっては、
自分の苦手な物を食す向きに対して眉を潜めるばかりだろう。
故に「悪食」と。
お分かり頂けるだろうか。
広義で捉えるところの「好物狙い撃ち自分好都合主義オンリーワン」に対して、
冷ややかにディスっているだけなのだw
僕は、某かの定義なりを二極で捉える傾向が強いので複雑怪奇風だが、
何てことはない。「矛盾」と云う「当然」について捉えているだけなのだ。
それをいちどきに著そうとするものだから、ややこいことになり易い…(´∀`*)
「二枚舌」なんぞじゃ足らんくらい定義が「濃い」のだ。
ま。ちょこと言い訳てみた☆
愛があればキャパシティ内で消化されると思われます(´∀`*)
そんな感じで♪