The Long Goodbye

平成22年7月22日正午、父が他界しました。

死因は胆嚢癌。余命半年と宣告され、入院生活2ヶ月で息を引き取りました。

享年65歳。覚悟していたこととは云え、余りにも早過ぎたのではと思います。

7月24日(土)18:00より通夜、7月25日(日)10:00より告別式を執り行いました。

猛暑の中、参列して下さった方々に感謝いたします。亡き父も喜び、安堵して冥目することでしょう。

38年の人生のうち、喪主の経験などはなく、諸事、不手際無作法があったことをご容赦ください。

最後に、式場で読み上げたお別れの言葉を綴るに留めます。

お別れの言葉

親父へ

僕は、生まれたときから長男で、気付けば妹、弟と続き、あなたの計画の一部に組み込まれた大いなる幸せ者です。

あなたの教えは、僕には難しく、ときには見え透いていて、あくびが出るほど楽しかったです。

聞いて欲しいこと、聞きたいこと、あなたとは、まだまだ話したいことがいっぱいあり過ぎて…


昨夜、兄弟3人で話しました。話は尽きることなく、いろんなことが出てきました。

いつまでも話題は尽きることなく、あなたの姿を想い浮かべながら…

ここにいらした方々の胸の中には、様々な親父の姿が踊っていることでしょう。


ありがとう。僕は、あなたの長男で良かったです。

ただ、少しせっかちですね。もう少し待っていて欲しかったです。

どうか、ゆっくり休んでください。

___ spelt by vincent.

コメント (1)

vincent. 2010年7月26日(月) 12:19

今、とても不思議な感覚に包まれている。

65年と云う歳月を費やしてもなお完成されず、骨壺に納まる。骨壺を抱きかかえたとき、小さくて軽く、とても重く大きく感じた。

父の遺骨は今、妹宅に安置されている。彼女は大の父親好きだ。変に嫉妬心を煽ってもアレなので、暫くはお願いする。

とても不思議な感覚だが、唐突な不慮に見舞われなければ、時系列的に誰もが経験するであろう通過儀礼。

親父は天上人。
僕は天下人。

僕は、僕を全うしたいと思う。

親父! ありがとう!
上から見守っていてくれ!!!