すべてのベクトルは相対的に捉えればすべて正しい。正しいが心躍らない。
何故か?
絶対的でないからだ。
逆に、絶対的なベクトルがすべて正しいかと云うと、実はそうでもない。
ここに理不尽・不条理に酔い痴れる、人間の本質的な浅はかさが浮き彫りにされる。
自我と他我。
双方、それぞれのベクトルがそれぞれ二方向を向いていると錯覚されがちだが、実は一方向にしか向いていない。
死──双方共に、そこへ向かっているだけ。
相対的ベクトルのスパイラル・クロス。
願わくば、自身の望む者とで奏でたい。
我が魂の命ずるままに──。
自分自身を示す「自身」と相手自身を示す「自身」。その「自身」の望む者とは平たく「お互い」と云うことだ。
ここには相手のことも「自身と捉えよ」と云うメタファーが込められている。
根底には「愛」。
チープな恋愛観など踝附近でうろついている。足許にも及ばない。
使い古されたラブゲームを好む者は、どうぞ、お気の召すままに。邪魔するつもりも応援するつもりもない。
人間にしか成し得ない、感じ得ない脳内愉悦にどっぷり浸る。飽き足らず貪り続けたい。
二夜連続徹夜継続危険回避無事成功。
お疲れ様でした☆