魂の響命

性欲の捌け口として、道具としてしか見られないから、その呪いに呪縛され、苛まれ、焦燥感に悶絶する。

愚劣な自身を戒めよ。脳天に鉄槌を下せ。
命中率は自身で鍛錬せよ。

如何に他人に諭されようが、自身の魂がそれを受け入れなければ、すべての言動は徒労に終わる。

潔を以て苦渋を呑み干せ。平らげろ。
それが「因果応報」なのだ。

一方の無理強いは他方の拒絶を促すだけ。阿呆は死ね。知ったかぶりで正当風を装うな。

高まれば、心と躯は重なり合う。
それが自然の摂理──。
極々自然で至極シンプルな理。

何度も何度も摩擦を繰り返し、
そして、やがて果てる──。

めくるめく恍惚に溺れながら、愉悦のときを貪り合いながら、壊れてしまいそうな快楽に悶絶しながら、苦悶の表情の中、何度も何度も絶頂を迎え…

そして、やがて果てる──。

美しい魂の響命に酔い痴れる悦楽。
願わくば、美しい者同士で奏でたい。


コメント

2006年08月03日21:37 vincent.

美しい魂の響命に陳腐なテーゼは不要。
お気の召すままに暴風を吹き散らしなさい。

___ spelt by vincent.