吐いた唾

知らずに 苦悩を 孕む者がいる
知ってから 苦悩を 生む者がいる

いずれにせよ 苦悩を抱えてしまったら
被虐的でなく 受動的でなく──

先人の敷設されたレールを進むだけでは
まるで オリジナリティがない

道は 眼前に拡がっているのではなく
自らが 切り開いてゆくもの
能動的に 自発的に 我が儘に──

その道に吐いた唾は 決して呑み込めない

有言実行 不言実行
そんなことは どうでもいい

自分の道に 吐いた唾は
自分自身で 浄化せねばならない


遠くの空で 誕生日を迎えた
愛しい存在に想いを寄せて

アツイ男の 檄 に応えるべく

否、

我が魂の命ずるままに──。

___ spelt by vincent.