雨はいい。
逸る衝動を鎮めてくれる。
光が差し込まない分、
水墨画のような世界が棚引く。
鮮明な輪郭が曖昧に溶け、
朧げながらの存在を訴える。
雨はいい。
盛る激情を鎮めてくれる。
不規則な雨音が鼓膜を撫でる。
ときには、スローバラード。
ときには、ハードロック。
天から凌駕する者が、
揺れ動く情緒を嘲笑うかのような、
喝采にも似た戯れ──。
それでも鎮めてくれる。
心地好い安寧と鎮静──。
身の程知らずな自尊心と、
なけなしの反骨心。
大海原を漂う木の葉のように揺蕩う。
眼を瞑ると、浮かんでくる。
角膜のスクリーンセイバーのように。
嗚呼、君に
- あい-たい【×靉×靆】
-
- [ト・タル][文][形動タリ]
- 雲や霞(かすみ)などがたなびいているさま。
「真直(まっすぐ)に立ち上る香の煙、──と棚引き薫じて」〈木下尚江・良人の自白〉 - 気持ちや表情などの晴れ晴れしないさま。陰気なさま。
「主人側の男たちは──として笑った」〈岡本かの子・河明り〉 - [名]眼鏡。
「めがねを──と云ふ」〈養生訓・五〉
- たゆた・う〔たゆたふ〕【揺=蕩う/猶=予う】
- [動ワ五(ハ四)]
- ゆらゆらと揺れ動いて定まらない。
「波間に小舟が──・う」 - 気持ちが定まらずためらう。心を決めかねる。
「強悪非道の曲物(くせもの)も女と見て少し──・う内に」〈鉄腸・花間鶯〉
- ゆらゆらと揺れ動いて定まらない。
http://ja.wiktionary.org/wiki/靉
出典:フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
http://ja.wiktionary.org/wiki/靆
出典:フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
コメント (1)
やぁ、文字化けみたいなタイトルでごめんよ。。(´∀`*)y-〜♪
「雲」に「愛」で「靉(あい)」
「雲」に「逮」で「靆(たい)」
で、「逢いたい」と。。(´∀`*)
いやはや。。漢字解体で悶絶してまう
某変態をどうかご容赦くだされ。。☆
そんな感じで♪