背徳感

パブリックな場での破廉恥な行為。
いけないことだとは知りつつも…
やめられない。とまらない。

左脳と右脳がうまく機能しないんだ。
俺の世界では「必然」──。

源泉から湧き水が滾々と湧き出すように、
止め処なく次から次へと溢れてくるように…

華奢な身を捩らせ、快感に歪む妖精の苦悶の表情が、

たまらなく愛おしい… 狂おしいんだ……


潤んだ花園が 甘美な馨りで 満たされる
そうすれば 空洞も 少しは 満たされる

そんなデタラメな空想が、
そんな思い上がった妄想が…

逆巻く感情と理論のトルネードが、
灰色の脳細胞を掻き乱すのさ

そして、自然に…
自然に、指が、躯が、動いてしまうのさ

俺の世界では尤もらしい理論が
──背中を押すのさ


ゆっくりと、じっくりと
女の悦びを調教したい。

___ spelt by vincent.