記号の羅列に埋もれた「粋」

言葉は記号だ。

ただ、某かのエッセンスを含ませることで、伝わるニュアンスがそれぞれ微妙に変化する。

耳慣れないフレーズにときめいたりするのは、多分、そんな所為だ。

多くは、在り来たりな記号に麻痺しているが故に、機微について度外視され、また、考慮されずに吐き出される。

無粋・不粋とは、その繊細な変化について愚鈍な自身に気付かないことだ。

願わくば、「粋」で在りたい。
颯爽と、華麗に──。

___ spelt by vincent.