嬉しい便り

呼び鈴が鳴る。ソファから腰を上げ玄関へ。鍵を開けドアを押し開けると、夕餉ゆうげを提げたハニィご帰宅。

「ただいま」
「おかえり」

靴を脱いでiPodのイヤホンを外す。

「お手紙が来てるよ」
「手紙?」

訝しげに受け取った。

『私たち4月25日に入籍しました。』

口許が綻ぶ。

「なんで住所知ってるの?」
「知らないの?」
「うん。教えたっけ?」

ハニィはニコニコ微笑んでいるだけだ。再び、手元に視線を移した。満開の桜を背にしたふたりが寄り添っている何とも微笑ましい画だ。


おめでとう。兄弟。
嬉しい便りは届いたぜ。

For Eternal Love.
目映い魂に幸あれ──。

___ spelt by vincent.